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【高校サッカー東京B全力応援】優勝6度の名門復活。15大会ぶりの全国の舞台へ。「帝京」を応援したい5つのこと

日テレNEWS NNN / 2024年12月21日 12時0分

15大会ぶりに選手権全国大会に出場する帝京 完全復活なるか

全国有数の激戦区である東京都。その中で全国出場を掴んだのは、黄色のユニフォームが印象的な「カナリア軍団」、帝京です。

12月28 日に開幕する第103回全国高校サッカー選手権大会に東京B代表として出場します。

12月28日の開幕戦で京都代表・京都橘と国立競技場で対戦する、東京B代表・帝京の応援したい5つのポイントをご紹介します。

1.数多くの日本代表選手を輩出するスポーツの名門

サッカーでは、佐々木則夫さん(元なでしこジャパン監督)をはじめ、多くの指導者や日本代表選手を輩出。

また、パリ五輪で金メダルを獲得したレスリングの鏡優翔選手やフェンシングの永野雄大選手の他、横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃投手など、サッカー以外の分野でも多くのスポーツ選手を輩出している、言わずと知れたスポーツの名門です。

2.戦後歴代最多タイ6度の優勝を誇る名門

1956年に創部されたサッカー部。選手権全国大会は1974年度53回大会での初優勝から、56、58、62、63、70回大会と戦後歴代最多タイ6度の優勝を誇り、夏の高校総体でも1976、1982、2002年と3度優勝しています。

ユニフォームの左胸にはその功績を示す9つの星が輝き、今大会では、10個目の星を目指して戦います。

3.試合終盤に劇的逆転勝利!

11月に行われた全国高校サッカー選手権大会東京Aブロック決勝。相手は、名将李済華監督率いる4大会連続決勝進出の國學院久我山でした。

前半18分に國學院久我山に先制を許すも、同34分に杉岡侑樹選手(2年)のロングボールに相手GKが飛び出したところを、ボールに追いついた森田晃選手(3年)がペナルティエリア外からシュート。無人のゴールに入り、同点に追いつきました。

後半に入ると拮抗した展開が続きましたが、39分に永田煌選手(3年)がペナルティエリア内で倒され、PKを獲得。これを土屋裕豊選手(3年)が決め、決勝点となりました。

4.選手主体の攻撃的なサッカーが魅力

攻撃の要となるのは、「力強く泥臭いプレーが自分の持ち味」と語る屈強なセンターフォワードの森田晃選手(3年)。4試合で5得点を決めるなど、高い決定力を誇ります。

さらに、ラビーニ未蘭選手(3年)をはじめとする両サイドバックが積極的に攻撃に加わることで、厚みのある攻撃を展開しています。

守備面では、U-18日本代表の田所莉旺選手(3年)や危機察知能力に優れた畑中叶空選手(3年)が高いライン設定をすることで、前線からのプレスが可能となり、攻撃的なチームを支えています。

5.伝統の背番号8を背負うキャプテン 古豪復活への思い

元日本代表の中田浩二さんや日本代表経験のある三浦颯太選手(川崎フロンターレ)もつけた背番号8。その伝統の8番を背負うキャプテン、砂押大翔選手(3年)。粘り強く守備ができ、左足から決定的なパスを出せるボランチで、仲間からは「砂押がいなければチームはまとまらなかった」と言われるほどのキャプテンシーの持ち主です。

本人は「キャプテンとして、皆がやりたがらないボールの準備なども率先して行い、背中で見せてきた。嫌われ役になっても、チームを勝たせたい。」と語ります。

また、帝京に対する思いも人一倍強く、「入学前は『古豪』というイメージだったが、それを自分たちが覆す、その覚悟を持って入ってきた。」と入部時の決意を明かしました。

帝京の初戦は12月28日に国立競技場で行われる、京都橘との開幕戦。

15大会ぶりの選手権全国の舞台で10個目の星を獲得することはできるのでしょうか。新しい帝京の活躍に期待が高まります。

(取材・文 高校サッカー選手権民放43社/日本テレビ)

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