ラグビー開幕戦 東京SGが2枚のイエロー 南ア代表・コルビが早々に交代など流れつかめず黒星

ラグビー開幕戦黒星の東京SG（写真：長田洋平/アフロスポーツ）

◇ラグビーリーグワンディビジョン1 第1節 埼玉ワイルドナイツ33-12東京サンゴリアス(21日、味の素スタジアム)

ラグビー・リーグワンの開幕戦が21日に行われ、東京サンゴリアスが埼玉ワイルドナイツに敗れました。

東京SGは両チーム無得点の前半11分、自陣22メートル付近で埼玉の山沢拓也選手に突破されるとトライ前約1メートルで止めますが、その際東京SGの下川甲嗣選手がボールを持っていない相手選手と接触。この行為が不当なプレーという判定となり、イエローカードで10分間の退場となりました。この反則で与えたペナルティーゴールを決められ、埼玉に先制を許しました。

さらに試合開始早々にハイボールを競った際、肩から地面に落ち負傷した南アフリカ代表で東京SGのウイング、チェスリン・コルビ選手が前半23分に交代となりました。

前半38分には自陣ゴール前でウイングの尾崎晟也選手が必死のタックルで相手のトライを阻止しようとしますが、これがハイタックルの判定となり、この日チーム2枚目となるイエローカードとなります。

後半10分には東京SGが敵陣5メートル付近でのラインアウトからモールを組み、一時トライをしたかに思われましたが、その直前のプレーでボールを持っていない選手が相手のディフェンスを妨害したことによるオブストラクションの反則を受け、トライが取り消しなりました。

複数回の反則や負傷交代などがあった東京SGはペースをつかむことができず、開幕を黒星スタートとなりました。