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【箱根駅伝】駒澤大主将・篠原倖太朗「やってきたことは無駄じゃない」個人の力を紡ぎ結束力の強いチームを目指す

日テレNEWS NNN / 2024年12月22日 6時0分

駒澤大学の篠原倖太朗選手(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

2025年1月2、3日に行われる第101回箱根駅伝。

前回2位で史上初となる2年連続3冠を逃した駒澤大学は、2年ぶりとなる箱根の頂へ再起を目指します。

100回大会が終わった翌日の1月4日、チームを率いる藤田敦史監督が今季キャプテンに指名したのは、篠原倖太朗選手でした。

前回節目の第100回大会では、1区で区間歴代2位となる1時間01分02秒を記録し区間賞を獲得。3区を走った2年時から3年連続の箱根駅伝出場を目指します。

そんな篠原キャプテンが掲げた今季スローガンが「『原点と紡』~勝利への執念~」。

篠原選手はスローガンに込めた思いを「自分の中で印象が強い先輩たちを自分が今受けついでいる、紡いでいる。自分も後輩たちに紡いでいってほしいと思いがあってつけた」と説明し、先輩たちから受け継ぐ強い駒澤を強調しました。

藤田敦史監督は昨季、それまでチームを率いていた大八木弘明監督に代わって、監督に就任。監督2年目となる今季、キャプテンに指名した篠原選手へ「人望が厚いところがある。練習になっても先頭に立って引っ張る姿がある」と信頼を寄せます。

「もう箱根は始まっていて、どこを任されてもいいように準備はしている」と力強く話す篠原キャプテンは、明るい性格で、後輩の面倒見がよいことで知られ、夏合宿では桑田駿介選手(1年)と伊藤蒼唯選手(3年)を率いて、心肺機能の向上、筋力アップを目的としたポイント練習を実施。最初は桑田選手が先頭でペースを作る役割を担っていましたがうまくつかめず、藤田監督からも「ちょっと速いんじゃないか」と注意を受けます。そこで篠原選手が先頭を交代。すると安定したペースの刻み方を桑田選手に伝えながら設定通りにフィニッシュ。後輩たちの力を引き上げるキャプテンとして背中で示しました。

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個人では、今年9月に新潟で行われた「Yogibo Athletics Challenge Cup」5000mに出場し、日本人学生最高記録(屋外)となる13分15秒70をマーク。ライバル・青山学院大の4年生鶴川正也選手が持っていた13分18秒51を上回りました。

この偉業に大八木弘明総監督は「学生記録狙えとは言ったけど、まさかいくとは思わなかった」とご満悦。篠原選手も「苦しかった1ヶ月半くらいがようやく実を結んだと思えばよかった。やってきたことは無駄じゃないと思った。一歩ずつやっていきたい」と話しました。

駒澤大学の大八木弘明総監督から褒められる篠原倖太朗選手

駒澤大は篠原キャプテンが掲げたスローガンのもと、個人の力を紡いで結束力の強いチームを目指し、箱根の頂を狙います。

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