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【高校サッカー石川全力応援】悲願の初優勝 「金沢学院大附」を応援したい5つのこと

日テレNEWS NNN / 2024年12月23日 6時0分

初出場の金沢学院大附がめざすのは「全国1勝」

加賀藩のお膝元として栄えた城下町「金沢」。兼六園や茶屋街など昔ながらの街並みが多く残る風情ある町です。

その金沢市に学校を構えるのが、12月28日に開幕する第103回全国高校サッカー選手権大会に石川代表として出場する金沢学院大附です。

12月29日の全国大会1回戦では、鹿児島代表の鹿児島城西とUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで対戦しますが、その石川代表の金沢学院大附の応援したい5つのポイントを紹介します。

1.トップアスリートを多数輩出

金沢学院大附は、サッカー部以外の部活動も盛んで、相撲やトランポリンなども全国トップクラスの強豪です。卒業生には柔道の松本薫さん、大相撲の遠藤関、トランポリンの森ひかる選手ら、トップアスリートを多数輩出しています。

またスポーツコースでは世界レベルの選手を輩出する金沢学院大学キャンパスの施設を使用して練習に打ち込んでいます。

2.創部31年 悲願の選手権全国大会初出場

1993年創部のサッカー部。2015年までは県大会ベスト8が最高。

翌年に、ザスパクサツ群馬でGKとして活躍した、北一真さんが監督に就任。以降は、選手権石川大会ではベスト8以上の成績。去年の夏には、インターハイ初出場を決めました。

そして今年のチームは、全国1勝を目標に掲げ、悲願の全国高校サッカー選手権大会出場を決めました。

3.歴史を塗り替えた嵐の決勝

11月2日に行われた石川大会決勝。相手も全国高校サッカー選手権大会初出場を目指す遊学館。当日は、嵐のような雨が降りしきる中、試合が行われました。ピッチには幾つもの池のような水たまりができ、両チームともパスが思うように通らず、前半は0-0で終了。

試合が動いたのは後半4分でした。丸山幹太選手のスルーパスがFWの家邉凛太朗選手に通り、最後は今大会絶好調の山崎獅音選手が右足で蹴り込みゴール。この得点が金沢学院大附、初優勝の歴史を刻むことになりました。

4.負けても挑み続けたポゼッションサッカー

97回石川大会で初の決勝進出を果した金沢学院大附。しかし結果は、全国常連の星稜相手に0対4と大敗。何も出来ずに敗れた経験から、北一真監督は「もっとボールを動かして攻守において主導権を握るサッカーをしないと全国にはいけない」と感じ、現チームのスタイルとなったポゼッションサッカーを目指しました。

今年の3年生も入学時からポゼッションサッカーを徹底していましたが、当初はビルドアップができず危険な位置で奪われる日々。ルーキーリーグでは、帝京長岡にボール支配率では上回るものの2対11で負けるなど、結果が伴いませんでした。

それでも目先の結果だけを求めずに、ボールを奪取されるリスクを許容できるメンタルを鍛え続けた結果、去年ついにインターハイに出場。そして今年は全国高校サッカー選手権大会の出場を果たしました。

選手権全国大会では、自分たちが信じて挑戦し続けたパスサッカーで全国1勝をめざします。

5.鷹の目を持つ男 10番「今鷹(ホーク)」

金沢学院大附のポゼッションサッカーの核となる選手が中盤の今鷹陸選手。攻撃の起点となり全方向にパスを繰り出します。今鷹選手の調子を示すバロメーターは試合中の視野だといいます。

今鷹選手曰く、調子がいいときは「敵味方、21人全員の位置が見える」といい、まるで鷹のような目を持つといいます。全国でも会場のみんなが、あっと驚くパスを出すと意気込んでいます。

金沢学院大附の初戦は12月29日に行われる鹿児島城西との1回戦。

初の選手権全国大会、チームで掲げた「全国1勝」を達成できるのか。どこまで駆け上がっていくのか。金沢学院大附の初陣に期待が集まります。

(取材・文 高校サッカー選手権民放43 社/テレビ金沢)

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