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青山学院大・原晋監督「圧倒的な力で勝てる」 箱根連覇に自信 目指すチームは“27分台を10人”

日テレNEWS NNN / 2024年12月23日 18時0分

箱根駅伝エントリー16人を発表する青山学院大学の原晋監督

◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(2025年1月2日往路、3日復路)

2025年1月2、3日に開催される第101回箱根駅伝。青山学院大学は連覇を狙う戦いです。

青山学院大学の陸上競技部長距離ブロックに所属する部員は全46人。そのうち箱根駅伝の登録メンバーに選ばれるのは半分以下の16人と、原晋監督は例年メンバー選出に頭を悩ませます。

チームエントリーが発表される2日前、原晋監督は8日に選手たちへ登録選手を発表。「最後は第六感というところがありますけども、可能な限り理屈をもって選んでいます。好き嫌いで選んでいません。戦いの信頼で選んでいます。そこだけは信じてほしい」と伝え、連覇への自信をみなぎらせました。

■昨季は直前にインフル蔓延...選手も自信の言葉

名前が呼ばれるのを待つ駅伝主将の田中悠登選手

緊張した空気の中、箱根路へ臨む16人を発表。4年生から順番に発表され、選手たちは神妙な面持ちで自分の名前を待ちます。

前回はメンバーに選ばれながらも当日は走ることのなかった主将の田中悠登選手(4年)は、真剣な表情を崩さず、「自分自身では本当に過去最高の状態に仕上がってきているかなというふうに思う。自分が青山を勝たせるんだなという思いで残りの期間をしっかり状態を上げていきたいなと思っています。僕たちは監督を信用して、信じて1月2日・3日に最高な状態を作っていくのが、選手の仕事だというふうに思う。『他大を倒す、自分たちの状態を完璧にあげていく』といった意識で残りの期間過ごしていきたいなと思います。一緒に勝つために頑張っていきましょう」と話しました。

優勝した昨年の第100回大会は、年末にインフルエンザが蔓延。準備万全とはいい難いチーム状況の中、箱根駅伝へ臨んだ昨年と異なる今年度のチーム状況について、原監督も「(今年は)非常に良い。昨年この時期はインフルエンザが蔓延して、チームとして走ってる選手がいない状況でこの日を迎えたことを思えば、今年は非常によい状態でこの日を迎えることができたかなと思います。『敵は他者にあり、他校にあり』ではなくて、『自分たち自身』、それぞれの自分自身にある。要は感染対策、感染症にかからなければ自ずと結果は出てくるなと思います」と力を込めました。

■原監督が目指すチームは“27分台を10人”

左から鶴川正也選手、黒田朝日選手、若林宏樹選手(写真:アフロ)

今季は出雲駅伝、全日本駅伝といずれも3位。それでも、原監督は「自転車でこけるだとか、ねんざをするとか、感染症かかるとか、そういうのさえなければ自ずと結果は見えてくるのかなと。それも“圧倒的な力で勝てるかな”と思います」と力強く話します。

今季は選手たちが記録ラッシュ。今年5月に行われた関東インカレでは、前回2区区間賞の黒田朝日選手(3年)が1万mで27分52秒02の自己新記録をマーク。大学記録を大幅に更新し、大学史上初めてとなる現役学生の27分台ランナーになりました。

さらに初の箱根出走を目指す鶴川正也選手(4年)や2度5区山上り経験者の若林宏樹選手(4年)が、11月のMARCH対抗戦で27分台を記録。一方でライバルの各校からも続々と好記録が出て、ハイレベルな101回目の箱根駅伝が予想されます。

原監督は、「MARCH対抗戦で見られるように27分台ぞくぞくと各校出てきました。近い将来、“チームに27分台を10人そろえる”そういったチームを私は作っていきたいと思っています」と高々と宣言。

また「4年生は大手町で是非笑ってほしい」と選手に投げかけました。

▽青山学院大学のチームエントリー

太田蒼生(4年)

白石光星(4年)

田中悠登(4年・駅伝主将)

鶴川正也(4年)

野村昭夢(4年)

若林宏樹(4年)

荒巻朋熙(3年)

宇田川瞬矢(3年)

黒田朝日(3年)

佐藤有一(3年)

塩出翔太(3年)

平松享祐(2年)

安島莉玖(1年)

小河原陽琉(1年)

黒田然(1年)

佐藤愛斗(1年)

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