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【高校サッカー栃木全力応援】過去の成績を超える「矢板中央」を応援したい5つのこと

日テレNEWS NNN / 2024年12月24日 6時15分

キャプテン佐藤快風選手 PK戦で勝利を決めガッツポーズ

「自然が豊富でのびのびと」

栃木県の北東部にあり、東京都中心部まで約120キロの距離にある矢板市。シンボルの高原山は、四季を通じて自然とのふれあいを楽しめる場所となっています。

その矢板市に学校を構えるのが、12月28日に開幕する第103回全国高校サッカー選手権大会に栃木代表として出場する矢板中央です。

12月29日の全国大会1回戦では、フクダ電子アリーナで岡山学芸館と対戦します。その栃木代表矢板中央の応援したい5つのポイントを紹介します。

1.地域に根差した私立高校

スポーツの盛んな高校としての評価が高まり、学校の活性化につながっています。サッカー部を中心に女子バスケットボール部が栃木県で優勝するなど各部活が栃木県内で好成績をおさめています。

2.全国選手権優勝を目指して

かつてはブラジル留学など行い、個人技などで勝負するサッカーでしたが、選手権全国大会で優勝経験を持つ古沼貞雄氏をアドバイザーに迎え、基礎練習の大切さを学び、守備から流れをつかみ堅守速攻のスタイルで安定した実力を発揮。栃木県内で勝ち続けるチームに。選手権全国大会でプレーする選手の姿に憧れ、入部する選手も増えています。

3.守備のチームから攻撃的サッカーに

堅守速攻、守備の意識は残しつつ、今年は前に意識がいく選手が多いので髙橋健二監督はあえて後ろに人数をかけるよりは前に人数をかけた方が面白いと4バックから3バックに変更。ロースコアの展開が多かった試合に得点力を加えました。

リズムが悪ければ早い時間からの交代で攻撃を活性化させます。栃木大会決勝では、前半13分に先制されますが、前半20分に2枚替え。前半40分に同点に追いつき、PK戦の末、2年連続14回目の選手権全国大会出場を決めています。

4.サッカーで地域全体を元気に

矢板中央の選手権全国大会での好成績などもあり栃木県内でも矢板市はサッカーの印象に。2019年4月にサッカー専用のトレーニング拠点、リアンビレッジ矢板(とちぎフットボールセンター)がオープン。LED照明付きの人工芝グラウンド2面を備えるほか、多目的室や会議室、更衣室などが入ったクラブハウスも有し、サッカーのまち、矢板の中心的場所になっています。

5.キャプテン DF佐藤快風選手(3年)のサッカーにかける思い

入学当初は一番下のチームからスタート。「一番ヘタ」と言われたことすらありましたが、全体練習以外に個人練習も続け、時には泣きながら練習を続けました。

髙橋監督は学生コーチのようだとリーダーシップを評価しています。チームメイトからの信頼も厚く、指名されたわけでもなく自然と主将に。一番下から這い上がってきた努力の男が250人近い部員をまとめて過去の最高成績、全国3位を超えるべく全国のピッチに立ちます。

矢板中央の初戦は12月29日に行われる岡山学芸館との1回戦。伝統の守備から攻撃的サッカーへ新生矢板中央の全国デビュー戦。過去の成績を超えて歓喜の瞬間を見ることができるでしょうか?

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/とちぎテレビ)

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