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【高校サッカー高知全力応援】2年前の忘れ物を取りに行く「高知」を応援したい5つのこと!

日テレNEWS NNN / 2024年12月25日 6時15分

19度目の地区大会優勝 高知が全国の舞台へ

日本最古の路面電車が走り、高知城のお城下では300年以上街路市が続く高知市。

その高知市に学校を構えるのが、12月28日に開幕する第103回全国高校サッカー選手権大会に高知代表として出場する高知高校です。

12月29日の全国大会1回戦では、岩手代表・専大北上と浦和駒場スタジアムで対戦しますが、高知代表高知の応援したい5つのポイントを紹介します。

1.プロ野球選手10人以上輩出の「野球王国」

今年で創立125年を迎えた高知。幼稚園から短期大学、さらには日本初の専門職大学「高知リハビリテーション専門職大学」が2019年に開学するなど、県内唯一の総合学園です。様々な運動部が盛んで、中でも野球部は県内で唯一「春夏通じて甲子園での優勝経験」があります。

2.創部60周年の節目に躍進

1964年創部のサッカー部は、今回で県内最多の19回目の選手権全国大会出場。創部当初から「闘魂日本一」をスローガンに掲げ、選手権65回大会でベスト8進出、去年のインターハイでもベスト8という成績を残しています。

3.王者を寄せ付けない7発大勝

11月に行われた全国高校サッカー選手権大会高知県大会の決勝。相手は、前回大会優勝で長年高知の高校サッカー界を盛り上げてきたライバル明徳義塾でした。前半14分、中城夢良選手(3年)のコーナーキックを横田陽向選手(2年)が頭で合わせ先制すると、前半だけで3点を奪います。後半には、絶対的エース・門田翔平選手(3年)やキャプテン市原大羅選手(3年)などもゴールを決め、7ー0と強さを見せて2大会ぶりの全国出場を決めました。

4.多彩な崩しで、強豪校に立ち向かう

選手自身が状況に応じて判断するサッカーで、どこからでも仕掛けられる多彩な崩しでゴールに迫っていきます。また、セットプレーにも磨きをかけ、高知県大会4試合29得点のうち、10得点をセットプレーから奪っています。

5.2年前の忘れ物を取りに行くエースと2人の副キャプテン

2大会前の全国大会の1回戦、高知は福井代表の丸岡と戦いました。この試合で1年生ながらベンチ入りしたのが中城選手、門田選手、そして小野響輝選手(3年)。小野選手はセンターバックでスタメン出場しました。

しかし、バックパスのミスから先制を許してしまい、「自分のミスで負けてしまった。3年生のサッカーを終わらせてしまった」と試合後に大粒の涙を流しました。小野選手は「2年前のあの日を一日も忘れたことがない」と悔しさを胸に刻み続け、中城選手とともに副キャプテンとしてチームを引っ張ってきました。

また、門田選手は県リーグ1部で21得点(18試合)、選手権高知県大会でも5ゴールを決め、FWとして「得点」にこだわってきました。そんな3人は「2年前の忘れ物を取りに行く」と全国でのリベンジに闘志を燃やしています。

2年前、選手とともに涙を流した大坪裕典監督が常に言い続けてきた言葉、「全国の借りは全国でしか返せない」。

高知の初戦は12月29日に行われる専大北上との1回戦。2年分の悔しさをピッチにぶつけ、88回大会以来の初戦突破を目指します。

(取材・文 高校サッカー選手権民放43社/高知放送)

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