インフル猛威……年末年始の“薬不足”が追い打ち 「薬を長めに出して」はNG 急な発熱があったら?【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN / 2024年12月27日 10時15分
首都圏でインフルエンザの患者数が急増していますが、深刻なのは薬不足。都内の薬局の薬剤師によると、年末年始は通常の2倍の在庫が必要なのに入荷が追いつきません。年末年始に薬が切れたり急な発熱などがあったりした場合、どうすればいいのでしょうか?
そこで今回の#みんなのギモンでは、「インフル猛威…年末年始の急病どうする?」をテーマに解説します。
■首都圏でインフルエンザが急拡大
菅原薫・日本テレビ解説委員
「東京都は26日、都内のインフルエンザの患者数が警報レベルに達したと発表しました。12月16日~22日の1週間に、都内の医療機関から報告されたインフルエンザの患者は、1医療機関あたり40.02人となり、警報の基準となる30人を超えたということです」
「また、埼玉県でも1医療機関あたり51.06人、千葉県では警報基準の2倍となる60.03人の患者が出ていて、首都圏でインフルエンザが急拡大。まさに猛威と言える状況になっています」
■去年は注意報→今年は警報レベル
菅原解説委員
「グラフで見ると、感染者が一気に増えているのがわかります」
「前の週(9日~15日)、東京都の1医療機関あたり感染者数は17.36人。10人を上回ると注意報レベルとなるため、都は注意を呼び掛けたばかりでした。26日の発表では40.02人と、前週から2倍以上に急増しました」
「去年は流行は早かったんですが、去年の12月頃の高い山をグンと一気に越えてしまったことがわかります」
鈴江奈々アナウンサー
「去年もそこそこ流行していた記憶はあったんですけど、去年は警報レベルではなかったんですね」
菅原解説委員
「注意報レベルでした。皆さんの周りではどうですか?」
森圭介アナウンサー
「私の周りの友人はチラホラいますよ。すぐそこまで来ているなという感じはありますね」
桐谷美玲キャスター
「保育園でジワジワ来ているかなという感じで、お知らせが来ます」
■薬不足…入荷は1月中旬の可能性も
菅原解説委員
「こうした状況で今危機が叫ばれているのが、薬不足の問題です。26日、有明ファミリー薬局の薬剤師である小林和正さんに聞きました」
「薬の入荷が追いついていない現状なのに患者が急増しています。年末年始はお休みの薬局も多いので、通常の2倍の在庫が必要であるにもかかわらず、業者さんが追いついていないそうです」
「現在不足している薬はせき止め、たん切り、抗生剤です。そしてインフルエンザの治療薬であるタミフルは既に入荷しづらい状況だそうです。他のインフルエンザ関連の薬も入荷遅れがあるということです」
「インフルエンザの薬は年末年始に関してはなんとか足りる見込みでも、このまま感染者が増え続けたら年明けは危ないかもしれないとのことです」
「同薬局は年末年始も開けるそうですが、薬の最終入荷日は27日で、どのくらい入るかわからないといいます。新年初回は1月6日を予定しているものの、1月中旬まで入ってこない可能性もあるということで、小林さんは困った様子でした」
森アナウンサー
「(今年の年末年始は)『奇跡の9連休』と言われていましたが、こういう数字を見るとドキッとしちゃいますね」
■年末年始に急な発熱があった場合は?
桐谷キャスター
「かかってしまったけれど薬が切れてしまった時はどうしたらいいんですか?」
菅原解説委員
「有明ファミリー薬局では、せき止めは例えば錠剤を希望でも粉薬で対応する可能性があるそうです。ただインフルエンザの治療薬は代用できるものがないので、ほかの薬で症状を緩和させながら治るのを待つしかありません」
「私たち患者側に言えることとしては、年末年始に急な発熱などがあった場合には、深刻な状況でなければ市販薬をのんで自宅で様子を見るのもありです」
「ただ家族など周囲でインフルエンザや新型コロナウイルスに感染している方がいる場合には医療機関の受診を検討してほしいということでした」
■年末年始にインフル…どうすれば?
忽滑谷こころアナウンサー
「薬局もそうですが、医療機関も開いているところ、閉まっているところがありますから、心配ですよね」
菅原解説委員
「確かに年末年始は開いている医療機関が限られて困りますよね。インフルエンザの患者が急増しているという『新ゆり内科』の高橋央院長によると、まずは自分で検査するキットがあるので、それを買っておいて検査するのがおススメだということです」
「検査のタイミングは熱が出て半日後で、解熱剤をのんでも下がらない時に検査してほしいとのことです。その上で陽性と出てしまったら、各地域に年末年始の休日診療所が運営されるので、そこに行くのがいいということです」
「高橋院長も薬不足の深刻さを訴えていて、患者さんには『長めに出して』と言うのは控えてほしいといいます」
鈴江アナウンサー
「本当に必要な分だけですよね」
菅原解説委員
「年末年始なので長めに欲しいのはわかるけれども、今の状況でそれをやるとひっ迫してしまうということでした」
「特に小さなお子さんなどは、インフルエンザ脳症の可能性があります。高熱が続いて意識がおかしい、うわごとを言うなどの場合は救急外来を受診してほしいということです」
■相談窓口も…年末年始の“体の異変”
桐谷キャスター
「私の子どももインフルエンザになった時は『脳症に気をつけてね』『ちょっとおかしくなったらすぐ救急車呼んで』と言われたんですけど、救急車を呼ぶのはすごく迷うんですよ」
菅原解説委員
「大人でも、突然の激しい頭痛、手足のしびれ、胸・背中の激痛、顔半分が動きにくい・ゆがむなどの症状があった場合にはすぐに119番で救急車を呼んでください」
「どうしようと迷った時は、地域の救急相談窓口に相談してください。固定電話やスマートフォンから#7119(救急安心センター)で相談することができます。子どもの場合、休日や夜間で判断に迷ったら#8000(子ども医療電話相談)もあります。覚えておくと便利です」
「ただ地域によって対応時間や曜日が変わりますので、今のうちに確認しておくのが安心かなと思います」
鈴江アナウンサー
「私ももしもの時のために#7119や#8000は携帯に保存しています。年末年始の地域のイレギュラーな状況を確認しておくことと、手洗いやうがいなどの基本的な対策も大事ですよね」
菅原解説委員
「年末年始は帰省などで人の移動がそもそも増えますし、初詣など人の多い場所に行く機会もあると思います。いつもより感染が広がりやすいということを念頭に、できる範囲で予防をお願いしたいと思います」
(2024年12月26日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
【みんなのギモン】
身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト)
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