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大掃除中に…“カビ取り剤”で目に傷 年末年始のJAF出動は「12秒に1件」 帰省先のストーブ、餅にも注意【#みんなのギモン】

日テレNEWS NNN / 2024年12月28日 12時49分

日テレNEWS NNN

車で長距離を移動する機会があったり、普段と違う環境で過ごしたりする年末年始。思わぬ事故やトラブルに見舞われる可能性もあります。暖房器具による火災、大掃除中の事故、餅による窒息、雪道の運転などで注意すべきことをまとめました。

そこで今回の#みんなのギモンでは、「年末年始の危険 何に注意?」をテーマに解説します。

■ファンヒーター前のスプレー缶が破裂

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富田徹・日本テレビ解説委員

「年末年始だからこそ気をつけたい事故などをまとめました。1つが、暖房器具によるやけどや火災です」

「NITE(製品評価技術基盤機構)が行った実験映像があります。ファンヒーターの前にスプレー缶を置くと破裂し、吹き出たガスに引火する恐れがあります」

■石油ストーブで消毒液に引火も

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富田解説委員

「吹きかけた消毒液に、近くにあった石油ストーブが引火する様子を再現した映像もあります。消毒液の主な成分はアルコールなので、暖房器具の近くでは使用しないでください」

鈴江奈々アナウンサー

「このところインフルエンザも流行していて、また消毒液を使っている方も多いかもしれません。周りをよく見て使った方がいいですね」

■暖房器具による火災・やけどに注意

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富田解説委員

「普段家ではエアコンだけれども、帰省先の実家はストーブという人もいると思います」

「ストーブの近くには布や紙など燃えやすい物を置かないでください。たくさん着込んで着ぶくれした状態で気がつかずに近づきすぎ、引火することもあります。ストーブへの近づきすぎにも注意です」

「そして小さな子どもの場合、知らずに触ってやけどをすることもあるので、注意して見ておきたいです」

森圭介アナウンサー

「旅行や帰省など、いつもと違う環境の所に行く方も多いでしょうから、改めて基本から押さえたいですよね」

■目に洗剤、転倒も…大掃除中の事故

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富田解説委員

「年末年始といえば大掃除ですが、これも注意が必要です。東京消防庁によると、去年1年間に掃除中の事故で救急搬送された人は899人いました。特に多いのは12月で、年齢は60歳以上が多いということです」

「消費者庁も大掃除中の事故を防ぐよう呼び掛けていて、過去にはこのような事例がありました。64歳の男性が年末にカビ取り剤をお風呂場の天井に向けて噴射したところ、落ちてきた液体が目に入り、目の血管を傷つけてしまったというものです」

「こうしたカビ取り剤など濃度の濃い洗剤を使う場合は目よりも高い場所にはスプレーしない、換気をする、ゴム手袋をするなど十分な注意が必要です」

森アナウンサー

「天井の端っこにカビが生えるなどするとやってしまいがちですが、気をつけたほうがいいですね」

富田解説委員

「大掃除の事故はほかにもあります。脚立が倒れて転倒するといった高い場所の掃除に伴う事故も多いそうです。いつも以上に慎重に進めてほしいと思います」

忽滑谷こころアナウンサー

「年末の大掃除というと、普段やっていない所を気合いを入れてやろうという方も多いかもしれませんが、洗剤などの注意書きもちゃんと読んで慎重にやってほしいですね」

■お年寄りは餅による窒息に注意

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富田解説委員

「お年寄りに注意してほしいのが、餅による窒息事故です。消費者庁によると、2019年までの2年間に全国で65歳以上の方661人が亡くなっています。このうち約2割は、三が日に起きています」

「餅は食べやすい大きさに切って、急いで飲み込まず、よくかんで食べてください。一方でお年寄りが餅を食べる際は周りの方も食事の様子に注意を払って見守ってほしいということです」

刈川くるみキャスター

「特にお年寄りの方だと自分での対応が難しいと思うので、私たちがすぐに消防に連絡できるようにしておいたり、応急措置を調べておいたりするなど、準備が大切ですね」

森アナウンサー

「今まで平気だったから今年も大丈夫だろう、と思わないでほしいですよね」

■JAF、年末年始の出動について投稿

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富田解説委員

「ロードサービスのJAFが23日にXに投稿したものがあります。『8万6361件 これは何の数字か分かりますか?』と問い掛けています。正解は、『前回の年末年始期間にJAFが出動した件数』です」

「具体的には、去年の12月29日から今年の1月9日までのわずか10日あまりでこの件数ということです。『約12秒に1件の割合』という言葉や、顔が真っ青な絵文字もあります」

森アナウンサー

「8万件というのはかなりの数ですよね。どういったトラブルでJAFに連絡しているんですか?」

富田解説委員

「最も多い出動理由(一般道路)は、バッテリーが上がってしまったことで、3万4504件でした。気温が低いとバッテリーの能力も下がってしまい、こうしたトラブルが発生しやすくなるということです」

■雪道で気をつけるポイントは?

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富田解説委員

「この年末は寒波到来ということで、既に北陸や東北などは大雪になっています。雪道での注意点をJAFに聞いたところ、まず、あらかじめどこに交通規制がかかっているかチェックするという点を挙げてもらいました」

「そしてスタッドレスタイヤの装着はもちろんですが、チェーン規制の区間はスタッドレスだけでは通れません」

「チェーンを用意し、取り付けに慣れていない人は事前に取り付け方法を確認してみてほしいとのことです。そして適度に休憩すること。給油や休憩できる場所を確認しておくことも大事だということでした」

鈴江アナウンサー

「12秒に1件の割合で呼ばれているということで、バッテリーが上がる以外にもトラブルはあるんでしょうか?」

富田解説委員

「JAFによると、ほかに多かったのはタイヤのパンクです。特に年末年始は普段走り慣れている人以外も長距離ドライブなどをすることになりますので、例えば出発前にはタイヤの空気圧をチェックするなどにも気をつけてほしいということです」

森アナウンサー

「3週間前にバッテリー上がりを経験して、何もできなかったです。本当にチェックをしてお出かけしてほしいなと思いますね」

鈴江アナウンサー

「しっかり準備して楽しい年末年始を過ごしてもらいたいですね」

富田解説委員

「これから車などで帰省という人も多いと思いますが、寒波も来ています。焦らずゆっくり余裕を持って移動していただきたいと思います」

(2024年12月27日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)

【みんなのギモン】

身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト

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