高校バスケ 3連覇の京都精華学園・山本監督「人生の大きな宝」主将・林咲良も仲間に感謝

優勝した京都精華学園（写真：松尾/アフロスポーツ）

◇SoftBank ウインターカップ2024 令和6年度 第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会 女子決勝 京都精華学園59-54慶誠（28日、東京体育館）

高校バスケットボールの全国大会「ウインターカップ2024」女子決勝が東京体育館で行われ、京都精華学園（京都）が今大会優勝で3連覇を達成しました。

試合は前半、京都精華学園の留学生・ンガルラ ムクナ リヤ選手の活躍が光り、35-30と5点リードします。第3Qは相手の猛攻にあい3点差に迫られると、最終第4Qのこり50秒で2点差にされますが最後まで粘り59-54で勝利しました。

試合後、チームを指揮した山本綱義監督は、「苦しい戦いの中で、子供たちが試合ごとに結束して、精神的にも色んな意味で強くなってくれて今日を迎えました。今日優勝してくれたことによって、あと5年長生きできると思いますので、子供たちに感謝です」と感謝の意を示しました。

また、今季全員バスケがテーマだったことについては「一人の人間では弱いけれども、1.2人分の仕事をしてくれたら、コートの中には6人いることになる。そういった団結力が力を生み出すということを常づね言ってきましたので、選手たちがそのことを実践してくれて、大きな力を生み出してくれたことが、私の人生の大きな宝になりました」とコーチとしてかけ続けてきた言葉があったことを明かしました。

今季キャプテンを務めた林咲良選手は、「ウインターカップではあまり調子が上がっていなかったのですが、最後まで全員のあきらめない気持ちが強い方が勝つと言われていたので、全員で戦い抜くことができてよかったです」と今大会を振り返り、チームメートに向けては「3年間あるいは6年間、ずっと一緒にやってきたので、感謝していますし大好きです。六年間ありがとうございました！」と感謝の気持ちを伝えました。