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「焦らず、腐らず、怠らずに」大分鶴崎・志賀杏陸主将が選手宣誓 高校サッカー選手権開幕

日テレNEWS NNN / 2024年12月28日 14時14分

選手宣誓を行った大分鶴崎の志賀杏陸主将

◇第103回全国高校サッカー選手権(2024年12月28日~2025年1月13日)

第103回全国高校サッカー選手権は28日、開幕戦に先立ち開会式が行われ、大分鶴崎の志賀杏陸主将(3年)が選手宣誓を務めました。

5年ぶりに対面で開催された組み合わせ抽選会にて、選手宣誓校に決定した大分鶴崎。その歴史は1974年の創部までさかのぼり、これまで過去6度(67回、69回、78回、85回、86回、89回)選手権に出場、最高成績はベスト16を記録しています。

青空の下、47都道府県48代表(東京2校)の選手たちが胸を張って聖地・国立競技場を行進。選手宣誓を務めた大分鶴崎の志賀杏陸主将は、「高校3年間サッカーを続けて、うまくいかない日を何度も経験してきました。そんな日は『焦らず、腐らず、怠らずに』常に前を向き、たまに訪れるうまくいく日には保護者の方々をはじめ、今まで支えてくださったすべての方々への感謝の気持ちを忘れずに過ごしてきました」と高校3年間の想いをのせて堂々と宣誓しました。

この後、午後2時30分より国立競技場で行われる開幕戦では、15大会ぶり35度目の出場、過去6度の優勝を誇る帝京(東京B)と2大会連続11度目の出場を決めた京都橘(京都)が対戦します。

▽選手宣誓全文 大分鶴崎・志賀杏陸主将

「宣誓。私たち代表校48校は、103回目の開催となる歴史と伝統ある全国高等学校サッカー選手権大会に出場できることを大変うれしく思います。今年は4月から9月にかけてパリでオリンピックとパラリンピックが開催されました。出場したすべての選手が最後まであきらめずに代表選手としてのプライドを持ち、全力でプレーする姿に心を打たれました。また森保一監督率いる日本代表が、ワールドカップアジア最終予選で現在快進撃を続けています。この選手権大会に出場する選手の中から将来日本代表のユニフォームに袖を通し、活躍する選手が誕生することを信じています。そして、今日ここに立ちたかった仲間、地区大会で涙を流した仲間がたくさんいます。私たちはその仲間たちの想いを受け、郷土の代表として今、国立競技場に立っています。その代表としての誇りと責任感を持ち、この大会に臨みます。高校3年間サッカーを続けて、うまくいかない日を何度も経験してきました。そんな日は焦らず、腐らず、怠らずに常に前を向き、たまに訪れるうまくいく日には保護者の方々をはじめ、今まで支えてくださったすべての方々への感謝の気持ちを忘れずに過ごしてきました。今までやってきたことを信じ、自分を信じ、仲間を信じ、終了の笛が鳴るまで全力でプレーすることをここに誓います。

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