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“リアル”に描かれた『おせち』の絵本が話題 写真ではなく絵で表現するワケ

日テレNEWS NNN / 2024年12月29日 21時45分

絵本に込められた思いを取材

本物そっくりな絵が話題となっている絵本『おせち』。なぜ、写真ではなく絵でおせちを表現しようと思ったのか? 出版社を取材しました。

絵本『おせち』 福音館書店 刊 内田有美 文・絵/満留邦子 料理/三浦康子 監修

色とりどりに並べられた、新年を彩る“おせち料理”。実はこちら、写真ではなく“絵”なんです。おせちをテーマにした絵本で、“リアル”な絵が話題となり、発売から約1か月で累計発行部数9万部を突破しています。

紀伊國屋書店・新宿本店で児童書を担当する都野佳乃さんに、どんなお客さんが手にとっているのか聞くと、「(購入者の多くは)年配の方から若いお母さん。日本の文化を知りたい外国人の方などに手にとってもらっています」と、話しました。

絵で描かれた『たづくり』

注目の絵本、気になるその内容を見てみると、「たづくりは いわしのこ たんぼの こやしに なる さかな おこめが たくさん みのりますように」などと、おせち料理に込められた願いがひとつひとつ丁寧に紹介されています。

絵本の原画 『おせち』(内田有美 文・絵/福音館書店 刊)

本物そっくりの絵は、実際におせち料理を作って撮影し、その写真をもとに手描きで制作したといいます。例えば、黒豆は影をつけて立体的に見えるように工夫したそうです。

『おせち』(内田有美 文・絵/福音館書店 刊)

なぜ、写真ではなく絵で表現しようと思ったのか、福音館書店こどものとも第一編集部の関根里江編集長に聞くと、「親と子の間にある絵本なのでぬくもりがあってほしいし、美しい絵本にしたかった。おせちそのものを、温かみのある絵で差し出した方がいい絵本になるかな」と、思いを明かしました。

『おせち』(内田有美 文・絵/福音館書店 刊)

約3年かけて制作された“おせち”の絵本。改めて、日本の伝統を知るきっかけになってほしいといいます。関根編集長は、「人の幸せ、健康、長寿、家内安全とか、いろいろな料理に込めているものがあって面白いなっていうのがあったので、それを子供たちに伝えたい」と、思いを明かしました。

(12月17日放送『news every.』より)

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