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ガザ地区北部の病院、イスラエル軍の攻撃で機能停止 WHO発表

日テレNEWS NNN / 2024年12月29日 6時47分

日テレNEWS NNN

WHO(=世界保健機関)は、パレスチナ自治区・ガザ地区北部の病院が、イスラエル軍の攻撃により機能を停止したと発表しました。

WHOが28日に発表した声明によりますと、ガザ地区北部のカマルアドワン病院に27日、イスラエル軍が突入し、危険な状態の患者を含む、病院内の全ての人が別の場所へ移動させられたということです。

WHOは、「ガザ北部にある最後の主要な病院が機能を停止した」とイスラエル軍を非難しました。

病院の一部が放火されたとの報道もありますが、イスラエル軍はこれを否定し、病院がイスラム組織「ハマス」の「拠点だった」と突入を正当化しています。

また、病院長を含む240人以上を「テロリスト」として拘束したと明らかにしました。

WHOは今年10月以降、ガザ地区北部で病院や医療スタッフへの攻撃がほぼ毎日起きているとして、イスラエル軍の行いは医療システムの「組織的解体」であり、北部の医療インフラは「限界点に達している」と強い危機感を示しています。

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