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「デジタル賽銭」導入進めるお寺や神社が増加 背景に何が?

日テレNEWS NNN / 2024年12月29日 12時20分

日テレNEWS NNN

初詣の時期が近づく中、「デジタル賽銭」の導入を進めるお寺や神社が増えつつあります。その背景を取材しました。

東京・港区にある寺院。この年末から、新たな取り組みを始めました。

日本テレビ・渡邊翔記者「お賽銭を納める場合、普通は小銭をお賽銭箱に入れますが、二次元コードを使ってデジタルでお賽銭を納めることができるようになったんです」

銀行が提供する二次元コード送金サービスを使った「デジタル賽銭」。小銭が不要になるのに加え、お賽銭の情報はデータ化され、小銭を数える手間もはぶけます。

全国で約80のお寺や神社が利用していて、この年末も、新たに導入する動きが出ているのです。

背景にあるのは、若い世代を中心に現金を持たない人たちが増えていること。

豊川稲荷東京別院・金子侑弘知客「参拝者の方もキャッシュレスが進んだので、お賽銭を入れたくても小銭がないとか、現金を持っていない方にも(デジタル賽銭で)対応できるという部分は(導入理由として)大きくある」

さらに、お寺や神社が抱える切実な悩みも。

別の企業が運営する「デジタル賽銭」を年末から導入した、川崎市の神社。境内にある賽銭箱には、赤い覆いがかぶせられていました。

稲毛神社・市川和裕宮司「鍵がついていて(賽銭を)取る(回収する)ようになっていたが、このように壊される」

「デジタル賽銭」の導入には、後を絶たない「賽銭泥棒」への対策という側面もあったのです。

ただ、参拝客の反応はさまざま。

参拝客「本当に『小銭がなかった』という時はけっこうあるので、その時に二次元コードで(賽銭を)送れる選択肢はすごくありがたい」「今時かなという感じではあるけど、私はやっぱり現金派かなと。携帯電話をかざすよりもお金を入れる方が実感がわく」

果たして、お賽銭のデジタル化はさらに広がるのでしょうか。

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