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シダマツペア“オリンピック前とのギャップ”に悩む「全てがもやもやした状況」再度向き合い「バドミントン楽しい」全日本初優勝

日テレNEWS NNN / 2024年12月30日 18時44分

全日本選手権女子ダブルスで初優勝を果たしたシダマツペア(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

◇第78回全日本総合バドミントン選手権大会 女子ダブルス決勝 志田千陽・松山奈未2-0五十嵐有紗・櫻本絢子(30日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

女子ダブルスで全日本選手権初の優勝を手にした志田千陽選手と松山奈未選手のシダマツペアが試合後の会見に登場しました。

決勝戦を振り返り、志田選手は「今日は今年最後の試合ということで全部出し切ろうと思って、一歩も引かずに自分から仕掛けにいこうくらいの気持ちで入った。相手も強くて苦しい場面はたくさんありましたが、2人で常に前を向いて最後まで戦い切れたということは本当によかったかなと思います」と笑顔を見せました。

2ゲーム目から少し硬くなってしまったという松山選手は、「志田選手に気持ちの面ですごく助けられて引っ張ってもらって、自分も最後までついて行くことができたので優勝できてすごく嬉しいです」と試合を振り返りました。

オリンピックで銅メダルを獲得したシダマツ。目指してきたものの達成と多忙な日々で“オリンピック前とのギャップ”に苦しんだといいます。

志田選手は「練習できない中でも試合はやってくる、目標もしっかり決まってない。全てがもやもやした状況で進んだ。デンマークオープンで負けたときに昔は気持ちが燃え上がる部分があったと気づいたときにオリンピック後の難しさを感じた」と話します。松山選手も「オリンピック後は勝ちたいよりケガしないでという気持ちが大きくてバドミントンの楽しさを忘れていた」と悩んでいたことを明かしました。その中で2人は再度気持ちの整理をつけ、バドミントンに向き合ったといいます。松山選手は「総合でバドミントン楽しいと思えてよかった」と笑顔で今回の優勝を喜びました。

次なる目標として志田選手松山選手ともに、今年達成できなかった海外ツアーでの優勝を掲げました。

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