【箱根駅伝】花の2区“歴代最速10傑” 歴代4位の青学・黒田朝日の好走にも期待 区間エントリーでは補欠登録
日テレNEWS NNN / 2024年12月30日 13時0分
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(2025年1月2日往路、3日復路)
2025年1月2、3日に開催される第101回箱根駅伝。
各校のエースが集う“花の2区”。現在の鶴見~戸塚(23.1キロ)を走る2区は、第59回大会からスタート。中盤に迎える権太坂から、終盤には戸塚の壁とも呼ばれるアップダウンの激しいコースがランナーたちを苦しめます。
その2区の歴代3位の記録は、M.J.モグス選手(当時山梨学院大4年生)が第85回大会で記録した1時間06分04秒。
スローペースとなった1区は、先頭から20秒以内に9チームがタスキをつなぐ混戦となると、第84回大会で区間新記録を樹立していたモグス選手がまたもや激走。4位でスタートすると、あっという間に先頭を奪い、圧倒的な快走で2位以下に大差をつけ、自身が持つ区間記録を19秒更新する大記録を打ち立てました。モグス選手は1年時の第82回大会から4年間連続で2区にエントリーし、3度の区間賞、84回と85回にかけては2年連続で区間新記録をマークしました。
歴代2位は、2021年の東京五輪にも出場した相澤晃選手(当時東洋大4年生)が第96回大会で記録した1時間05分57秒。
往路3連覇を狙った東洋大は、1区・西山和弥選手が14位とまさかの出遅れ。それでも、タスキを受け取った2区の相澤選手が前を走っていた13位の東京国際大・伊藤達彦選手に追いつくと、20キロ過ぎまでマッチレース続けた両者は互いを牽制を続けました。最後は伊藤選手を振り切った相澤選手は7人抜きでトップと2分2秒あった差を38秒まで縮める激走。1時間5分57秒の区間新記録を樹立し、区間記録を保持していたモグス選手(山梨学院大)を7秒上回りました。また序盤から並走した伊藤選手も従来の日本人最高記録を更新。現在も区間6位にランクインしています。
第1位は、イエゴン・ヴィンセント(当時東京国際大2年生)が第97回大会で記録した1時間05分49秒。
1年時に3区の区間新記録を樹立し、史上最強留学生と名高いヴィンセント選手が2区にエントリー。14位でタスキを受けるとぐんぐん加速。前のランナーを次々とかわし、その後も驚異的なラップを刻み続けたヴィンセント選手が、わずか1年で相澤選手が樹立した区間記録を8秒塗り替えました。ヴィンセント選手は4年間の箱根路で、異なる3区間の新記録を樹立する驚がくの成績を残しています。
そして101回目、実績を残しているのが青山学院大学3年の黒田朝日選手。前回大会では区間賞を獲得し、1時間06分07秒で歴代4位をマーク。29日に発表された区間エントリーでは補欠登録。2年連続の2区を走ることになるのか注目されます。
またすでに区間エントリー発表では、今年の大学最高峰のランナーが集結。
初マラソンで2時間6分18秒の日本最高記録を作った平林清澄選手(國學院大4年)、全日本大学駅伝7区区間賞の篠原倖太朗選手(駒澤大4年)の優勝候補の2校はエースを投入。
その他にも、前回2年生で区間4位を記録した山口智規選手(早稲田大3年)、上尾シティハーフマラソンでU20日本新記録の1時間1分38秒をマークした棟方一楽選手(大東文化大2年)、吉田礼志(中央学院大4年)らも名を連ねます。
留学生では、丸亀ハーフマラソンで59分32秒をマークし、ハーフマラソン日本学生記録を更新したリチャード エティーリ選手(東京国際大2年)、箱根予選会トップのシャドラック キップケメイ選手(日本大2年)、そしてヴィクター キムタイ選手(城西大3年)、ダンカン マイナ選手(専修大1年)、ジェームス ムトゥク選手(山梨学院大3年)と5人がエントリー。今年もハイレベルな区間賞争いが予想されます。
【2区歴代区間記録10傑】
1位 1時間05分49秒 Y.ヴィンセント(東京国際大、97回)
2位 1時間05分57秒 相澤晃(東洋大、96回)
3位 1時間06分04秒 M.J.モグス(山梨学院大、85回)
4位 1時間06分07秒 黒田朝日(青山学院大、100回)
5位 1時間06分13秒 田澤廉(駒澤大、98回)
6位 1時間06分18秒 P.M.ワンブイ(日本大、95回)
6位 1時間06分18秒 J.ラジニ(拓殖大、96回)
6位 1時間06分18秒 伊藤達彦(東京国際大、96回)
9位 1時間06分20秒 鈴木芽吹(駒澤大、100回)
10位 1時間06分22秒 吉居大和(中央大、99回)
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