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『モンハン』『エルデンリング』新作も ゲームサイト編集長が注目する“2025年発売の4作品”

日テレNEWS NNN / 2025年1月2日 22時45分

2025年発売ゲームソフトの注目作は…?

様々な話題作が発売された、2024年のゲーム業界。続く2025年にも、様々なタイトルの発売が予定されています。そこで、ゲーム情報総合サイト『ファミ通.com』編集長の三代川 正さんに、2025年に発売予定の注目作や近年広がりをみせる生成AIとゲーム業界の関係についても話を伺いました。

■2025年の注目作は“マルチプレイ”の作品

他のプレーヤーと協力しながらモンスターに挑める『モンスターハンターワイルズ』 (C)CAPCOM

2025年に発売されるゲームタイトルの注目作として、まず三代川さんが名前を挙げたのは『モンスターハンターワイルズ』(15歳以上対象)と、『ELDEN RING NIGHTREIGN(エルデンリング ナイトレイン)』(レーティング審査予定)の2タイトル。どちらも、“マルチプレイ”=複数人と遊ぶことができるゲームです。

三代川:『モンスターハンターワイルズ』は、2018年に発売された『モンスターハンター:ワールド』の系譜を受け継ぐ、広大なフィールドで遊べるゲームなんですけど、今回は狩りを行っている最中に環境がどんどん移り変わっていく。それに合わせてモンスターの行動も変わったり、狩りで求められる行動も変わってくるので、かなり新しい狩り体験が楽しめるんじゃないかなと思います。

ストーリーの演出も強化されていて、例えば主人公やアイルーがボイス付きでしゃべることも特徴ですし、映画のようなイベントシーンから急にそのまま狩りに移行するといったシームレスな演出も加わっていて、そういった部分でもパワーアップしていて、かなり世界中で話題になるんじゃないかなと思っています。

2024年12月に公開された『ELDEN RING NIGHTREIGN』のキーアート(C)Bandai Namco Entertainment Inc. / (C)2024 FromSoftware, Inc.

三代川:『ELDEN RING NIGHTREIGN』は、3人で3日間を生き抜くオンライン協力プレイのサバイバルアクションと言われていまして。(元となった)『ELDEN RING』はかなり難しいゲームで、それの新作というかたちで発表されました。まだ詳細は分かっていませんが、『ELDEN RING』の前身ともいえる『DARK SOULS』というシリーズのキャラクターも敵に出てきたりするのが分かっていて、かなりファンの間で注目度が高い状況になっています。

3人で協力しながらサバイバルアクションを行うという『ELDEN RING NIGHTREIGN』(C)Bandai Namco Entertainment Inc. / (C)2024 FromSoftware, Inc.

また、1人向けのゲームソフトについて三代川さんは2つのタイトルを挙げました。

三代川:一つは、『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』(17歳以上対象)というゲーム。アニメ化などもされて世の中にコアなファンがいる『ダンガンロンパ』というアドベンチャーゲームの開発陣による新作。今回は、迫り来る謎の敵から学園を100日間守るというシミュレーションゲームのような要素も入っています。まだ詳細は明らかになっていないところはあるんですけど、ストアページでは選択によって物語が変化すると明かされていて、いわゆるマルチエンディングというふうに捉えています。

『ダンガンロンパ』、『極限脱出』というゲームを作られているクリエーターさんが集まっているゲームで、そういった方々の描かれるシナリオはなかなかエグいというか、何が起こるか分からない展開が待ち受けているんですけど、そういったものがマルチエンディングでいろんな結末を迎えるとなると、中にはとんでもない結末があるんじゃないかと思っていまして、そういった意味で楽しみな1本になります。

最後は、『龍の国 ルーンファクトリー』(レーティング審査予定)というゲーム。『ルーンファクトリー』シリーズは、元々『牧場物語』という畑を耕したり牛とか鶏の世話をする、いわゆるシミュレーションゲームにバトルを加えたものが、別のシリーズとして人気を博してきたんですが、今回はさらにスピンオフという形で、和風な世界を舞台にしています。

今までは西洋ファンタジーの世界だったんですけど、キャラクターだったり見た目をガラッと変えたゲームになっていて、今回は里山づくりができる。建物だったり水路だったり、地形の起伏などを作れると発表されていて、かなり自由に里山を作れるというのはこれまでなかったところ。キャラクターとの恋愛、いわゆる結婚システムみたいなものも含めて人気が高まるんじゃないかなと思っています。

■Nintendo Switchの後継機 2025年の動きは…?

『ファミ通.com』編集長の三代川 正さん

2024年は、任天堂が発売から約7年を迎えたゲーム機『Nintendo Switch』の後継機に関する情報が一部公開され、話題となりました。最初のアナウンスから約8か月、三代川さんに2025年はどんな動きが予想されるのか伺いました。

三代川:少なくとも2025年3月まで、今年度の間に『Nintendo Switch』後継機の詳細を発表する、と任天堂が発表している状況です。そうなると、2025年の発売も期待が高いんじゃないかなとは個人的な予想も含めて思っています。

昨今の任天堂は、PR期間を長くすることをあまり得策に思っていない傾向があるように思っていまして、発表から短いスパンで発売を迎えるんですよね。『Nintendo Switch』の時は、“コードネームNX”というように発表されて、その発表が2015年3月。2017年1月に、詳細な発売日とかを出す発表会を行って、実際に発売を迎えたのが3月なので、発売日の発表から発売までの期間の短さが当時すごく話題になった。今回もそれが当てはまるとすると、発売日など詳細の発表から、発売までの期間はそんなに長くないのではないかなと予想を立てられてることが多くて、そうすると2025年の発売も期待が高いのではと思います。

■生成AIはゲーム制作に広まるのか

作戦コマンドで仲間の動きを決めるAI戦闘システムが採用された『ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち』 (C)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX

近年、様々な場面で広がりをみせている生成AI。そんな生成AIが、ゲーム制作の場面で普及することはあるのでしょうか。三代川さんは、2つの面で課題があるといいます。

三代川:ゲームは古くからAIという、プログラムをうまく活用してきた文化がありまして。一般的にゲームでAIという名称を使ったものとして有名なのが『ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち』の仲間の動きを決めるもので、“ガンガンいこうぜ”とか、“いのちをだいじに”といった作戦の指針に合わせて仲間が自動的に行動を決めるというものとなります。

近年ではデバッグ、ゲームの不具合を発売前にとる作業を自動化するために、AIを使うといったものも多くのメーカーで取り入れられていて、AIをうまく自動化、簡略化に活用しているんですね。そういった意味では生成AIを自動化、簡略化のために使うというメーカーは今後増える傾向には確実にあると思います。ただ、大手が使うにはユーザーの反応の怖さもあって、広がっていないところはあるかなと思います。

特にイラスト系の生成AI、もしくは言語の生成AIもですけど、どこから学習しているのかが明確ではない。例えばイラスト系の生成AIだと、特定のイラストレーターのタッチが明らかに模倣されているのではないかというような疑念が抱かれたり、言語の生成AIであればインターネット上のどこかにある情報を持ってきているから、それは生成AIが作った情報じゃなく、どこかにあるものを流用しているんじゃないかといった著作権の問題がよく言われるところではあります。

大手メーカーは逆にそれを利用されてしまうと、自分たちの技術の流出につながってしまうというリスクがありますので、それを自分たちでもおおっぴらには使わないし、使われたくもないというところがありますので、そういった著作権の問題とセキュリティー面での課題はあると思います。

一方で、会社の中で(生成AIに)学習させるとか、プライバシーを必ずシャットアウトするセキュリティーも問題がないという状況の生成AIが生まれるようであれば、それは確実に“(データは)世の中から学習していないですよ、自分たちで育てたAIですよ”と言える状況が生まれるのであれば、胸を張って大手のゲームメーカーも“自分独自の生成AIを作りました”とか、“そうするとこんな新しいゲームが生まれるようになるんですよ”という(状況が)生まれてくる可能性はあるのではないかなと思います。

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