箱根V青学・原監督が「一番ピンチ」と感じた瞬間 3区の4年生エースに思わぬハプニング
日テレNEWS NNN / 2025年1月6日 6時27分
第101回箱根駅伝は、青山学院大学が2年連続8回目の総合優勝を達成。その指揮官である原晋監督が、レース中に「一番ピンチと感じた」瞬間を明かしました。
それは、大会前に原監督が自ら「うちのエース!」と指名し、4年生にして初の箱根出走となった鶴川正也選手の3区での出来事。
序盤、3位でタスキを受け取った鶴川選手は前を走る選手を猛追し、最初10キロを27分58秒で通過するハイペース。そして東京国際大学をとらえると一気に追い抜き、2位に浮上する激走を見せます。
しかしその後、創価大学のスティーブン・ムチーニ選手に追い抜かれ、再び3位に。この予想外の失速が、原監督にとって「一番ピンチと感じた瞬間」だったそうです。
実はこのとき、鶴川選手は右手で右脇腹を押さえ、腹部を気にする様子を見せており、「右のおなかが痛くなってしまった」と、腹痛のハプニングがあったことを明かしました。
「今までの陸上人生で初めての経験で、焦った」という鶴川選手でしたが、最初で最後の箱根への思いを胸に懸命な走りを見せると、区間4位のタイムでタスキをつなぎます。
すると、つづく4区の太田蒼生選手(4年生)と、5区の若林宏樹選手(4年生)がどとうの追い上げを見せ、一時は2分24秒差があったトップの中央大学を追い抜き首位へ。2年連続となる往路優勝を果たしました。
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