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青山学院大学Vメンバーが各レースを振り返る 箱根Vから一夜明けたミーティング

日テレNEWS NNN / 2025年1月6日 6時10分

優勝から一夜明けミーティングを行った青山学院メンバーと原晋監督

2日、3日に行われた第101回箱根駅伝で、2年連続8度目の総合優勝を飾った青山学院大学。総合優勝から一夜明け、出場メンバーが自身のレースを振り返りました。

■1区:宇田川瞬矢選手(3年)

「本当に悔しいなという感想です。総合優勝ができて、チームの目標も達成できて笑うことができたのですが、自分は心の底から笑えるのかなと個人の成績をすごく受け止めています。俺が青山学院を勝たせるっていう目標もキャプテンが12月に言ってくれて、それを考えてやっていたのですがうまくいく走りではなかったなと感じています。来年こそは俺が青学を勝たせるって胸を張って、本気で心から笑って4年目を終わりたいと思います」

■2区:黒田朝日選手(3年)

「昨年以上の走りをするという目標をずっと言い続けてこの1年間やってきました。目標通り個人としては2区区間新のタイムで走ることができて。ただチームが負けていたとしたら目標を十分に達成できたとは言い切れなかったと思うので、総合優勝することができて、他の区間の選手たちに感謝したいです。今年が終わって特に山区間の4年生が抜けてしまうのですが、来年、今年を超えるようなチームを作って全員で来年の箱根駅伝も戦っていけるように頑張っていきましょう」

■3区:鶴川正也選手(4年)

「自分が想像していたものとは全然違って厳しい走りになったのですが、4年間箱根駅伝を本当に走りたくて、やっと走れて本当にうれしい。監督やチームのみんなの支えがあって本当に……。走れなかったメンバーは悔しかったと思うのですが、努力すれば絶対一歩一歩近づくし、みんなにも箱根駅伝を走ってほしいので、来年もこのチームで箱根駅伝に向けて一緒に。目指す大会は違うかもしれませんが、みんなの相談もたくさん聞くし、チームのために頑張っていこうと思いました。本当にありがとうございました」

発言の途中で涙を見せた3区・鶴川正也選手(4年)

■4区:太田蒼生選手(4年)

「すべてがすごく美しい景色でしたし、最後に大手町で笑えて、後輩もついてきてくれて本当にうれしかったです。でもこの景色は走路に立った選手しか見られないと思うので、その景色はやっぱり自分で見てほしいと思います。うれしかったのは、給水も含めて4年生全員が最後の箱根路を走ったこと。正也は故障が多かったり若林はプレッシャーに負ける年があったり、ばらばらな4年生でしたが最後まとまって全員が走れたのがうれしいです。後輩に言葉を残すなら、僕を目標にしている選手は僕を目標にするのは今すぐやめて、あこがれは捨てて自分のエゴをむき出しにして、もっと上の目標を目指してほしいと思います。今を超えていかないと今以上の記録や今後他大学に勝っていくのは難しいと思うので、後輩たちはチーム一丸となって来年以降も連覇をしてほしいです。それが4連覇ができなかった前からの思いです。全員で頑張って5連覇。今まで達成したことのないことにチャレンジしてください」

■5区:若林宏樹選手(4年)

「5区のコースは4年間で13回くらい走ったのですが、一番きつかったです。そんな中でも沿道で応援してくれるみんなの声でなんとかいくことができました。本当にありがとうございました。卒業しちゃうので来年山どうするんだっていう声を聞くこともあると思いますし、今年の箱根駅伝を見て山がどれほど重要かというのを皆さんの胸に刻んでほしいなと思います。2026年の山の決戦に向けて、俺が走るんだという声をどんどん出してほしいです。自分は卒業するのですが、OBとして山で3回ゴールテープを切った経験から、なにか後輩に残していけるものは残したいと思っているので、どんどん貪欲な姿勢を出してほしいなと思います」

■6区:野村昭夢選手(4年)

「最後箱根で目標であった館澤(亨次)さんの記録を抜いて、56分台を出すことができました。寒い中6区の各ポイントで立ってくれていた選手もいて、面白いこともしてくれて、きつい中でも楽しい20.8キロでした。来年は今のところ(佐藤)有一が下りの1番バッターだと思いますが、有一だけじゃなく他にも下りに行きたい人がいたらいろいろ聞いてほしいですし、56分台を目指して取り組んでいってほしいなと思います。来年も連覇目指して頑張ってください」

■7区:白石光星選手(4年)

「田中を筆頭に4年生の代についてきてくれて本当にありがとうございました。最初で最後の箱根駅伝を走らせてもらって思ったことは、もう1回走りたいなということです。後輩の子たちは毎年『これが最後だ』っていう気持ちでやってほしい。やっぱり経験って強くて、1回箱根を走ってるっていうだけでチームにとっては絶大なアドバンテージですし、コースの走り方、余裕も違いますし。そういう部分は練習だけでは埋められない部分があると思うので。毎年1つ目標を立てていると思うのですが、それを切り詰めていく、こだわりを持ってやっていく。自分であればジョグで1年生のころから4年生の速い人について行くだとか、先輩に食らいついていく姿勢が大事だったので、そういう歴史の積み重ねをボトムにいる選手たちは心がけてほしいなと思います」

■8区:塩出翔太選手(3年)

「目標にしていた総合優勝ができて、自分自身全日本の借りを返せてほっとしています。ほっとした半面、不安と緊張が高まったというのが自分の感想です。今年箱根を走った半数以上が4年生で、強い先輩方が抜ける中でもっと一人ひとりが自覚を持って練習することで来年連覇できると思います。連覇できるのは青山学院大学だけです。1月6日から新体制での練習が始まりますが、1日1日の練習を大切にしてまた来年も大手町で笑えるようにしていきたいです」

■9区:田中悠登選手(4年)

「大学2年生の時に8区を初めて走ったのですが、あのときは確か8位くらいでたすきをもらって、そのまま8位でたすきを渡すっていう形だったので、今回の箱根で初めて先頭を走らせてもらいました。やっぱり箱根で先頭を走るってこんなに気持ちいいんだなっていう感じで、沿道の声援もトップを走っているとより大きいと思いますし、1号車の後ろを走ってるんだって、本当に幸せな時間でした。自分が大学1年生の代で世田谷ハーフを優勝したのですが、選手層が厚くて出られず。大学2年生の時も出場はしたのですがそんな感じで。大学3年生のときも直前のケガで出られなくて。この4年間順調に練習はできたかなと思うのですが、苦しいことのほうが多かったと思います。今後輩たちもうまくいかなくて挫折したり、挫折しちゃって立ち直れない、そのくらい苦しい状況の人もいると思いますが、それでも箱根駅伝はそれだけかける価値のあるすごくいい大会。苦しいけど、それに打ち勝ったあとにやってくるものって本当に最高で、昨日の大手町のゴールの景色はたぶん一生忘れられない最高の思い出です。ぜひみんなにもその景色を見てほしいし、走る走らないは関係なしに、この4年間、苦しい時も一生懸命自分に負けずにやった選手は本当にやってよかったなってゴールで思えると思うので、みんなにもこの4年間妥協なく、自分に負けることなく精いっぱい頑張ってほしいなと思います。3連覇期待しています」

9区を走ったキャプテン・田中悠登選手(4年)

■10区:小河原陽琉選手(1年)

「先輩方がたくさんの貯金を作ってくれたので自分の走りができましたし、メンバー争いをした安島(莉玖)、(佐藤)愛斗に恥じない走りができたと思います。自分たちの世代は最強世代と呼ばれて入学してきましたが、思うように結果が出せないメンバーが多かったと思います。その中で自分が区間賞を取ったことで同期のみんなには刺激を与えることができたんじゃないかなと思います。来年の箱根駅伝では自分たちの世代が主力の半分以上にいられるようにして頑張っていきたいと思いますし、箱根駅伝の10区でゴールテープを切る景色は本当に最高でした。来年この景色をまた誰かが見られるように頑張っていきたいです」

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