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日鉄会長「諦める理由も必要もない」 USスチール買収中止命令うけ米政府など提訴

日テレNEWS NNN / 2025年1月7日 12時5分

日テレNEWS NNN

日本製鉄は、バイデン大統領がUSスチール買収計画の中止命令を出したことを不服として、命令の無効などを求める訴訟を起こしました。日本製鉄は7日朝、会見を開き、提訴に踏み切った理由などを明らかにしました。中継です。

会見で、橋本会長は「諦める理由も必要もない」と強い口調で異例の訴訟に踏み切った決意を語りました。

日本製鉄・橋本英二会長

「米国の事業遂行を決して諦めることはありません。諦める理由も必要もないというのが私の考え方でありますし、日本製鉄、USスチール、一致した考え方であります」

「本当に安全保障上の問題があるのであれば、とっくの昔にバイデンは、これを承認しないと判断できたはず」

「バイデン大統領の違法な政治的介入により、CFIUS(対米外国投資委員会)の審査手続きも適正に実施されないまま、今回の大統領令に至ったものであり、到底受け入れることはできません」

「現段階で代替案とか、そういうことは一切頭にありません」

橋本会長は時折、大統領を「バイデン」と呼び捨てにするなど終始、強い口調で買収計画がUSスチールやアメリカの鉄鋼業界にとって最適な案であることや、命令がバイデン大統領の政治的理由だったことなどを指摘しました。

武藤経済産業相

「政府としましては、日本製鉄の今後の対応を踏まえた上で、具体的にどのような支援ができるかを検討してまいりたいと思います」

また、武藤経済産業相は閣議後の会見で、改めて、政府として、日本製鉄への支援を検討するとしています。

――この訴訟、日鉄が勝てる見込みはあるのでしょうか。

アメリカの制度上、大統領による安全保障上の判断は、その根拠は一切非公開とされているので、裁判を戦うための証拠が圧倒的に少ないのが現状です。

しかし、橋本会長は「裁判で、大統領の判断が憲法あるいは法令に明確に違反したものであるということが示されていくと確信している」と述べ、「勝訴のチャンスはある」と強調しました。

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