“捕虜になる前に自決”北朝鮮当局が兵士に強要? 韓国情報機関が明らかに
日テレNEWS NNN / 2025年1月13日 20時24分
ウクライナとの戦闘に、ロシア側として参加する北朝鮮兵。捕虜とみられる映像が公開されました。その北朝鮮の兵士について、韓国の情報機関は13日、捕虜になる前に「自決」を強要されていたと明らかにしました。
◇
ウクライナ軍が捕らえた北朝鮮兵士の捕虜2人への尋問とみられる映像が、ゼレンスキー大統領のSNSで公開されました。
通訳
「戦場で指揮官たちは何と言っていた?」
北朝鮮兵の捕虜
「訓練を実戦のようにやると言っていました」
捕虜の1人は、戦闘ではなく“訓練”だと聞かされていたと話します。
通訳
「1月3日から前線にいるの?」
北朝鮮兵の捕虜
「1月3日に(戦場に)来て、隣の仲間が死んでいるのを見て、それで防空壕(ぼうくうごう)に隠れていて、(1月)5日に負傷してしまって」
ロシア・クルスク州でウクライナ軍に捕らえられた、北朝鮮兵士の捕虜。捕虜の1人はケガの影響で話すことができないとみられ、「北朝鮮に戻りたい?」という質問に対してうなずき、北朝鮮への帰国を希望する意思を示しました。
北朝鮮をめぐっては去年の10月以降、ロシアへの派兵が伝えられてきました。その数、約1万2000人。(ウクライナの発表による)
ウクライナの治安当局が11日に公開した映像では“北朝鮮兵”が捕虜として過ごす様子が。鉄格子の奥で横たわる姿が映っています。ベッドの脇には、パンとスープでしょうか、食事が置かれています。
ウクライナ保安庁の広報官
「2人の北朝鮮兵についてお話しします。1人は1月9日に特殊作戦部隊によって拘束され、もう1人は空挺(くうてい)部隊によって拘束されました」
9日に拘束されたという2人。1人は顎(あご)にテープを巻かれ、別の1人は手を包帯で覆われています。動画では、医師が2人の健康状態について語りました。
医師
「1人は顎と顔面を負傷しているため、歯科医が治療を行います。もう1人は足に骨折を伴うケガをしていますが、2人とも十分な手当てを受けています」
ウクライナが国際法に基づき、捕虜を適切な環境で拘束していると強調しました。
ゼレンスキー大統領は北朝鮮兵士の捕虜について、ロシア軍に捕らわれているウクライナ軍兵士との交換を条件に、北朝鮮側に引き渡す用意があるとSNSで明かしました。ゼレンスキー大統領は、「今後、北朝鮮兵士の捕虜が増えるのは、時間の問題だ」としています。
ロシアに派遣された北朝鮮の兵士をめぐって新たな情報も…。韓国の情報機関「国家情報院」は13日、北朝鮮当局が、北朝鮮兵に対し、捕虜になる前に自決するよう強要していたと明らかにしました。
ウクライナ軍に捕まりそうになった北朝鮮兵が、金正恩総書記の名前を叫びながら手りゅう弾で自爆しようとして、射殺されたこともあったということです。
この記事の動画はこちらから再生できますこの記事に関連するニュース
-
“捕虜にした北朝鮮兵の映像公開” ウクライナ・ゼレンスキー大統領「交換を条件に北朝鮮側に引き渡す用意がある」 北朝鮮兵「ウクライナで暮らしたい」発言も…
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月13日 18時29分
-
ウクライナ「北朝鮮兵士2人を捕虜に」 新たな映像公開の意味は?【バンキシャ!】
日テレNEWS NNN / 2025年1月13日 9時47分
-
「北朝鮮兵との捕虜交換」用意ある ウクライナ大統領
AFPBB News / 2025年1月13日 8時25分
-
ウクライナ軍が北朝鮮軍兵士2人を捕虜・尋問中 「訓練に行くと思っていた」捕虜の証言
東洋経済オンライン / 2025年1月12日 15時0分
-
ウクライナ、北朝鮮兵とみられる捕虜2人取り調べ
AFPBB News / 2025年1月12日 11時39分
ランキング
-
1「大企業以外ならフリーターでいい」…韓国の若者が選ぶ“新しい働き方”
KOREA WAVE / 2025年1月13日 17時0分
-
2北朝鮮、兵士に自決強要=ロシア派兵で300人死亡―韓国情報機関
時事通信 / 2025年1月13日 16時24分
-
3カナダ首相、トランプ氏の25%関税表明に「関税で対抗」…オレンジジュースやトイレ製品など検討
読売新聞 / 2025年1月13日 19時49分
-
4“特殊詐欺拠点”に日本人6人が監禁か ミャンマーの中国系犯罪集団
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月13日 12時4分
-
5チベットの地震死者数に疑義 亡命政府、中国は反発
共同通信 / 2025年1月13日 19時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください