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「外交的にも安全保障的にもまずい」韓国・尹大統領の拘束 対“北朝鮮”外交に影響か

日テレNEWS NNN / 2025年1月16日 0時45分

日テレNEWS NNN

韓国の尹錫悦大統領が、「非常戒厳」を宣言してから約1か月、ついに15日、内乱を首謀した疑いで拘束されました。聴取に対して供述を拒否していて、15日夜、一度拘置所へ移送されました。現職の韓国大統領の拘束は、日本にも影響があるのでしょうか。日本テレビの小栗泉解説委員長が解説します。

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尹大統領がこれまでやってきた親日路線から、反日路線に変わるのか、ここは今後の展開を見ないといけないのですが、明らかに影響があるのは、北朝鮮に対する外交です。というのも、これまで日本政府は韓国とアメリカ、この3か国で連携して、北朝鮮に対応してきました。

でも韓国国内には、これまでにもこうした3か国の協力を望ましく思わない“北朝鮮のスパイ組織”の存在が指摘されていて、今回、尹大統領が戒厳令を出した理由の1つも「悪質な北朝鮮に従う反国家勢力の排除」でした。

なので、この北朝鮮包囲網の一角である、韓国が揺れ、もう一角のアメリカも「北朝鮮とうまくつき合う」と話すトランプ氏が来週、大統領に就任するということで、日本の外務省には不安感が広がっています。

ある日本の外務官僚は「韓国の『無政府状態』が長く続くと外交的にも安全保障的にもまずい」、別の外交関係者は「この先、北朝鮮が何をしてくるか気をつけた方がいい」と話しています。

(1月15日放送『news zero』より)

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