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御嶽山の噴火警戒レベルを2に引き上げ 火口から概ね1キロ範囲で火砕流などに警戒

日テレNEWS NNN / 2025年1月16日 22時27分

気象庁ホームページより

岐阜と長野県境にある御嶽山で火山性地震が増加しています。気象庁は火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、噴火警戒レベルを1から2に引き上げて、火口から概ね1キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、御嶽山では去年12月中旬以降、山頂付近を震源とする微小な火山性地震が増加していて、16日午後9時までの24時間に25回の地震を観測したということです。

このため、火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして気象庁は午後10時に5段階の噴火警戒レベルをレベル1(活火山であることに留意)からレベル2(火口周辺規制)に引き上げ、地獄谷火口から概ね1キロの範囲で大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

御嶽山の噴火警戒レベルが2になるのは2022年6月23日以来です。

御嶽山は岐阜県と長野県境にある標高3067メートルの活火山で、2014年の9月におきた噴火では死者・行方不明者が合わせて63人にのぼる戦後最悪の火山災害となりました。

その後、登山者らに噴火の情報を伝える「噴火速報」の運用を気象庁が始めたほか、各火山でシェルターの整備がおこなわれるなど火山対策の強化が進められています。

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