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イスラエル政府、停戦合意を承認の閣議延期「ハマス側が合意の一部を反故」

日テレNEWS NNN / 2025年1月17日 2時55分

日テレNEWS NNN

イスラム組織ハマスとの停戦合意をめぐり、イスラエル政府は16日、「ハマス側が合意の一部を反故にした」などとして、停戦合意を承認する閣議を延期しました。

停戦交渉を仲介したアメリカやカタールの首脳は15日、イスラエルとハマスが戦闘を停止し、ハマス側が拘束している人質を解放することなどで合意したと発表しました。

イスラエル政府は16日午前に安全保障内閣を招集して、停戦合意を承認する予定でしたが、「ハマスが合意の一部を反故にした」などとして、閣議を延期しました。イスラエル政府は声明で「ハマスが合意の全てを受け入れたと通告するまで、内閣は招集されない」として、ハマス側をけん制しています。

一方、ハマス側は「仲介国が提示した停戦合意に取り組んでいる」と反発しています。

また、一部のイスラエルメディアは、ネタニヤフ首相と連立政権を組む極右政党のスモトリッチ財務相が、停戦合意に反対し、「ハマスのせん滅に向けた戦闘の再開を保証する」ことなどを、連立政権にとどまる条件としていて、調整のために閣議の招集が遅れていると報じました。

停戦は19日に発効する予定とされていましたが、ギリギリの駆け引きが続いています。

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