尹大統領も出席、逮捕状を審査 韓国裁判所

日テレNEWS NNN

韓国の尹錫悦大統領による非常戒厳をめぐり捜査を進めている合同捜査本部は内乱の疑いで大統領の逮捕状を請求し、裁判所で18日、請求を認めるかどうかの審査が行われました。

今月15日の身柄拘束後、拘置所で勾留されていた尹大統領は18日午後、3日ぶりに拘置所の外に出ました。

その後、ソウル市内の裁判所に入りました。

裁判所では捜査本部が17日、大統領の逮捕状を請求したことを受けてその妥当性を非公開で審査していて尹大統領もここに出席しました。

大統領の出席を受け、裁判所の周辺には敷地を取り囲むように多くの尹大統領の支持者が集まり道路を塞ぐなど混乱していて、警察の機動隊などが対応に追われました。

尹大統領の弁護団によりますと、5時間近く続いた審査ではまず捜査本部側が1時間ほど説明し、続いて、尹氏の弁護団が1時間あまり説明をしました。

その後、尹大統領がおよそ45分間発言し、事実関係や証拠をめぐり説明したということです。

審査の後、尹大統領は再び、勾留先のソウル拘置所に戻っています。

裁判所の判断について、韓国メディアは19日未明にも示される見通しだと伝えています。裁判所が認めて逮捕状が執行されれば、現職大統領としては初めてでその後は最長で来月3日まで勾留され、取り調べを受けます。

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