「黄金時代の幕開け」米トランプ大統領、バイデン政権との決別強調

日テレNEWS NNN

アメリカの第47代大統領にドナルド・トランプ氏が就任しました。早速、パリ協定離脱など大量の大統領令に署名しています。ワシントンから中継です。

トランプ新大統領は就任初日から早速、分刻みの行事をこなしていて、夜は3つのパーティーに参加する予定です。この後、こちらの会場に訪れる予定です。

今年の就任式とパレードは寒さの影響で、40年ぶりに屋内に変更となりました。トランプ氏はパレード会場で支持者らを前に、アメリカファーストを訴え、バイデン政権から大幅の方針転換を強調しました。

トランプ新大統領「みなさんはアメリカの黄金時代の幕開けを目撃しているということになる。まず大統領令に署名するつもりだ。歴史上、おそらく史上最悪な前政権による、およそ80件に及ぶ破壊的かつ急進的な行政措置を取り消すつもりだ」

――トランプ氏、就任初日の様子から、どんな特徴が垣間見えましたか？

国民に向けて、素早い実行力をアピールしようという姿勢が目立ちました。

トランプ氏は就任式の会場で支持者らを前に、大統領令に署名する異例のパフォーマンスを見せました。

トランプ氏が最初に署名したのは、バイデン政権時代の78の行政命令を取り消す大統領令です。

さらに、気候変動問題に対する国際的な枠組み「パリ協定」から脱退する大統領令などに署名しました。

その後、大統領として初めてホワイトハウスに入り、次々と大統領令に署名しました。

大統領令では、2021年の議会襲撃事件で訴追された自身の支持者ら、およそ1500人に恩赦を与えるほか、WHO（＝世界保健機関）からの離脱を指示。最優先課題に掲げる不法移民対策をめぐっては、メキシコとの国境警備のため国家非常事態を宣言し、軍隊を派遣するとしています。

また、来月1日から、カナダとメキシコからの商品に25％の関税を課すことを検討していると明らかにしました。

トランプ氏は4年前、就任式で「団結」を訴えたバイデン前大統領とは対象的に、前政権の政策を徹底的に否定しました。

今後4年間で、さらに分断が進むのか、トランプ氏の政権運営に世界が注目しています。

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