高橋優、メジャーデビュー15周年 大学生から路上ライブ活動 かなえたい夢を語る

今年メジャーデビュー15周年を迎える高橋優さんにインタビュー

今年メジャーデビュー15周年を迎えるシンガー・ソングライターの高橋優さん（41）に、後藤楽々キャスターがインタビュー。自身が思う“幸せ”についてや“今後の夢”などを伺いました。

大学進学とともに路上ライブで歌手活動を開始した高橋さん。メジャーデビュー前に楽曲『福笑い』がCMに起用され話題に。そして、2010年7月21日に楽曲『素晴らしき日常』でメジャーデビューを果たしました。

その高橋さんは、15周年を前に9枚目となるアルバム『HAPPY』を制作。“幸せ”をテーマにした作品で、『spotlight』『雪月風花』『キセキ』『現下の喝采』など12曲が収録されています。

■「今が一番ピークに幸せ」　大学生時代から想像していた今の姿

日テレNEWS NNN

――ニューアルバム『HAPPY』は、どういった思いで制作されたんですか？

思わず幸せって言える瞬間って多い人はいいんですけど、今これをご覧になられている方の中では、どれぐらいなんでしょうね。逆になかなか「幸せ？」みたいな人も結構いると思いません？　幸せってなんかかたい感じがするんですけど、皆さんにとっての幸せってどういうことかを聞いてみたいって気持ちが強かったです。HAPPYはこうでしょうっていうのを押し付けたい気持ちは全然なくて、歌を受け取ってくださった方のハッピーに向けてのアンテナがピーンって立てばいいなと。

――“幸せ”って言うとちょっとかたいということですが、アルバムタイトルを『HAPPY』っていう表現にしたことにつながっているんですか？

はい。間に小さい「ツ」が入っていると、ちょっとかわいくなりません？　なんでも。「高橋優です」を“たっか”橋優ですって言ったら、ちょっと跳ねるじゃないですか。日本語って大好きなんですけど、幸福とか幸せって言うと今現状だと真面目な本に載ってそうな言葉っていう気がして、新しく高橋優を聴いてくださる方がいらっしゃるかもしれないときに、ハッピーって小さい「ツ」も入ってなんか軽い感じ、この人軽いのかもみたいな。

――フランクさを表現された？

はい。フランクさ！

――高橋さんにとっての“幸せ”とはなんですか？

僕にとっての幸せは、今です。そう思って生きていきたいってずっと思ってるんです。「いつが最高ですか？」って言った時に、「10年前でした」って言ったら悲しくないですか。幸せっていうカテゴリーは色々あると思うんですけれども、幸せを思う時にすごく幸せなものの上に立って、今幸せの話をしている気がするんです。だから、もう今が一番ピークに幸せだと思ってます。

――大学生の頃から、15周年を迎える自分の姿は想像していましたか？

想像はしていたんですよね。どこかわからないけど、一番後ろの席がギリギリ見えるか見えないかぐらいの会場で、暗くてピンスポが当たってて、そこで『メロディ』っていう曲を弾き語りで歌っているっていう画（え）が、（頭の中に）なんでかずっとあって。大学通っている時もあって、勉強が頭に入らないみたいな。そこに向かっていくんだろうなっていう気持ちはありました。

――今後かなえていきたい目標だったり、夢っていうものはありますか？

あふれているんですけど、やっぱりもっといい曲書いてもっといいライブしたいです。曲の面白いところって言葉がどんなメロディーに乗ってるかってことだと思うんです。無限なんですよね。マディソン・スクエア・ガーデンで、東京ドームで（ライブ開催）とか言えるほうがわかりやすいのかもしれないんですけど、僕は“何この曲”みたいな曲もっと書きたいし、楽しんでもらえる楽曲を作って歌いたいですね。

■高橋さんを表す“4つのワード”　「目をそらそうとするほうが恐ろしい」

高橋優さんを表す“4つのピース”

高橋さんを深掘りするため、自身を表す“4つのキーワード”をフリップに書いてもらいました。

――なぜ『主観』『客観』『楽観』『悲観』を選んだのですか？

僕、『悲観』結構大事だと思ってて。悲しいっていう気持ち自体、悪いことだと思ってない。そこから目をそらそうとするほうが恐ろしいっていうか。悲しみがあるから、楽観もできたり、主観と客観が浮き立ったりするものだと思ってて。曲を書く時でも何かものを選んだり、作ったりする時でも、すごくこの4つがせめぎ合って。（1つの）ピースがめちゃめちゃでかくなる時もあれば、他のピースがこうちょっとはまり悪くてもあればっていう感じ。なので、こうしてみました。

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