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上皇后さまの未発表歌集に反響 出版勧めた“相談役”が明かす歌の魅力

日テレNEWS NNN / 2025年1月23日 11時46分

写真提供:宮内庁

22日、皇居では、新年恒例の「歌会始の儀」が行われました。皇室とのつながりが深い和歌。

今月15日、上皇后さまの未発表の歌を収めた歌集「ゆふすげ」(岩波書店)が出版されました。歌集には、上皇后さまが昭和・平成の時代に詠まれた未発表の歌466首が収められています。

上皇さまの退位後は上皇后さまの歌が発表される機会はありませんでした。

皇室で和歌の相談役を務める永田和宏さんが、未発表の歌の存在を知り、広く知ってもらうおうと歌集にすることを提案したといいます。

永田さんは、上皇后さまの歌の魅力について、「日常の中で我々が気がつかないようなことにも非常に敏感に反応していて、それを言葉にされている。その言葉が少しも詰屈したところがなく緩やかに流れるというか、歌を詠んでいくと、息詰まるような感じが全然しない。日本語の意味だけでぎゅうぎゅう縛るのではなくて、意味のほかに言葉の響きや流れをいろいろ吟味しながら歌を作っていらっしゃるのが見事だと思う」と話します。

「上皇后さまの歌のファン」だという永田さんは、この歌集について、「君(上皇さま)について歌った歌が一番多い一方で、驚くように社会に非常に鋭い視線でものを見ていらっしゃる歌がある」と言い、「こんなに自分の思いを率直に深いところまで表現できるものなのだと、歌を作る人も作らない人も読んでほしい」と話しました。

出版社の担当者によりますと、歌集「ゆふすげ」は発売後、大きな反響を呼んでいて「大変多くの方に手に取っていただいている」ということです。

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