【卓球】張本智和「僕が高校生の時になかったこと」勝ち続ける妹・美和を絶賛 兄妹で全日本Vへそろって4強入り

張本美和選手と張本智和選手(写真：アフロ)※昨年のワールドカップで撮影

◇天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会(25日、東京体育館)

男子シングルス準々決勝では、張本智和選手が田中佑汰選手に4-0(11-5/11-8/11-7/11-3)で勝利。連覇と3度目の優勝へあと2勝としました。

この日は、自身の試合前に妹の張本美和選手が準々決勝へ。初対戦の山崎唯愛選手と競り合いながら、4-2(9-11/13-11/9-11/12-10/11-4/11-6)で逆転勝利します。兄妹そろっての優勝へ、2人は26日の大会最終日に進みました。

妹・美和選手は今大会ジュニアの部で3連覇を達成。その戦いぶりを動画で見たと話す兄は、妹の成長を実感。「今日の試合も劣勢でしたし、ジュニアの決勝も劣勢でしたけれど、高校1年生でひとつも落とさずここまで来られたのは成長だと思う。ジュニアで3連覇をしたように負けられない試合で勝つという力を身につけている。そこは僕が高校生の時になかったことだと思いますし、そこは成長だと思いますし、彼女の強み」とほめたたえます。

前回大会は兄が優勝、妹は準優勝。兄妹でのシングルス制覇には「僕にできることは男子シングルスの優勝。自分のプレーに集中して、妹のプレーを応援すること」と自らを引き締めました。