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「ビットコイン超大国に」トランプ大統領再選で急騰…ブームに沸く現場は

日テレNEWS NNN / 2025年1月25日 18時40分

日テレNEWS NNN

「ビットコイン超大国」を目指すトランプ大統領の就任で、高値が続くビットコイン。現代版“ゴールドラッシュ”ともいわれ、ブームに沸く現場を取材しました。

  ◇

トランプ大統領が就任後、早速、署名したのが…暗号資産を推進する大統領令です。

アメリカ・トランプ大統領

「ワクワクするだろ?国のために、たくさんの金を稼ぐつもりだ」

ビットコインの価格は、大統領選直後から急騰。去年12月、史上初めて10万ドルを突破しました。

こうした中、ある現象が。

案内されたのは、アメリカ最大級のビットコイン採掘施設です。

暗号資産は複雑な取引データを処理するため、コンピューターによる膨大な作業が必要に。

この作業を行えば行うほど、新たに発行される暗号資産を報酬として得られるため、金を掘るのと同じ“採掘”と呼ばれています。

採掘には巨額の電力コストがかかりますが、ビットコインの価格上昇で収益は増えているといいます。

ビットコイン採掘会社クリーンスパーク・担当者

「ゴールドラッシュのまっただ中です。ビットコインは、優れた価値の保存手段で、簡単に送金ができ、即座に決済される。金よりも優れていると思います」

  ◇

ビットコインが急騰する中、いま注目されているのが…

中米のエルサルバドル。

2021年に、世界で初めてビットコインを法定通貨に採用した国です。

このリゾートでは、レストランやホテル、商店でもビットコインが使えます。

ビットコイン利用者

「クレジットカードや現金を使うよりも簡単だし、速いです」

商店の店員

「お客さん100人中50~60人はビットコインで支払っています」

さらに、国内には、ビットコイン専用のATMが200機以上設置されています。

ただ、国全体でみると、普及が進んでいるとは言えず、去年の調査では、92%がビットコインを「使っていない」と答えています。

エルサルバドル人

「ビットコインで支払う人なんて、見たことない」

IMF=国際通貨基金は、価格変動が大きく、経済的リスクがあるビットコインを法定通貨にすることに反対しています。

  ◇

今月14日、「世界一クールな独裁者」を自称するブケレ大統領がNNNの質問に応じ、ビットコイン政策の実績をアピールしました。

エルサルバドル・ブケレ大統領

「エルサルバドルは『先駆者』として、大きな恩恵を受けることになる。2025年は世界一の大国がビットコインを(準備資産に)採用する可能性が高く、その価格は指数関数的に上昇するだろう。そして、ビットコインは、国際的な送金システムとしても用いられることになる」

今月23日、アメリカのトランプ大統領は、ブケレ氏と電話で会談。ブケレ氏の指導力を、「西半球の他の国々の模範だ」と称賛したということです。

アメリカの政策次第で、価格が大きく変動するとみられるビットコイン。世界がトランプ氏の一挙手一投足を注視しています。

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