露同盟国、ベラルーシで大統領選の投票始まる “欧州最後の独裁者”現職ルカシェンコ氏の7選確実な状況

日テレNEWS NNN

ロシアの同盟国、ベラルーシで26日、大統領選挙の投票が始まりました。野党勢力などを弾圧し“ヨーロッパ最後の独裁者”と呼ばれる現職、ルカシェンコ大統領の7選が確実な状況です。

AP通信などによりますと、ベラルーシの大統領選挙には現職のルカシェンコ大統領ら5人が立候補していて、26日朝、投票が始まりました。

“ヨーロッパ最後の独裁者”と呼ばれるルカシェンコ氏は、1994年以降、30年以上にわたって大統領の座にいて、野党勢力などを弾圧し、強権支配を続けています。

今回の大統領選挙では有力な対抗馬が不在で、7選が確実な状況です。

前回2020年の大統領選挙の際には、反体制派のチハノフスカヤ氏が立候補し、ルカシェンコ氏が当選した際には、市民らが選挙の不正を訴え、大規模な抗議活動が広がりました。

ルカシェンコ氏は、その後、徹底的な反体制派の取り締まりを進めていました。

今回の大統領選挙の実施時期についても、寒さで抗議デモが発生しづらい冬に前倒しされたとの指摘も出ています。

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