「自分が悪かったからやらないは違う」巨人入団の田中将大がイベント開催へ葛藤 今後の自分に「どれだけやれるか楽しみ。やるつもりですけど」

ファンミーティングで葛藤を語った巨人の田中将大投手

今オフ楽天から巨人に移籍した田中将大投手が、自身のファンイベント開催にあたっての葛藤を語りました。

26日に、約500人の前で行われたファンミーティング「マー君ROOM2025」。巨人の応援歌をひっさげてファンの間を練り歩いて登場した田中投手に会場は大喜び。

田中投手は2006年にドラフト1位で楽天に入団すると、1年目から11勝を挙げて新人王を獲得。13年にはプロ野球新記録となる開幕24連勝をマークし、楽天を初のリーグ優勝、そして日本一に導きました。翌年にはMLBヤンキースに移籍し、1年目から日本人初の6年連続二桁勝利を記録。その後、20年オフに8年ぶりとなる古巣・楽天への復帰を果たしました。24年は1軍で1登板に終わり、今オフに楽天を自由契約になり、巨人と1年、推定年俸1億6000万円プラス出来高払いで契約しました。

田中投手は本イベントに「開催するか迷いましたけど、応援してくださってる方々に関してはそこは自分が悪かったからやらないは違うなと思った。そういう状況の中でも応援してくださってる方になにかしら還元できたらと思う。なのでやりましょうという形で開催をさせていただいた。いい時間が過ごせましたし、楽しんでいただけたなら、やった意味はあったかなと思う」という葛藤を口にしました。

巨人での新たな1歩を踏み出す田中投手は「まだ本当にスタートを切れていない。全てのことが初めての経験になるので、どうなるかわからない」としつつも、楽しみにしていることを問われると「自分がどれだけやれるんだろう、そこですね。もちろんやるつもりでいますけど」と力強く発言しました。