金総書記、核物質生産施設など視察 “核開発継続”強調…トランプ政権けん制か

日テレNEWS NNN

北朝鮮の金正恩総書記は核物質の生産施設などを視察し、核兵器を増産する姿勢を示しました。アメリカのトランプ政権をけん制する狙いがあるとみられます。

北朝鮮メディアは、金総書記が核物質の生産施設や核兵器の研究所を視察したと伝えました。金総書記は「兵器級の核物質の生産計画を遂行し、核の盾を強化する成果を収めなければならない」と強調しました。その上で、「世界的に最も不安定な北朝鮮の安全環境は、国家の主権と利益を保証できる核の盾の強化が必須不可欠だ」と指摘しました。

核開発を続ける姿勢を強調し、今月発足したトランプ政権をけん制する狙いがあるとみられます。

一方、アメリカ国家安全保障会議の報道官はNNNの取材に対し、「トランプ大統領は北朝鮮の完全な非核化を追求する」と明らかにしました。トランプ大統領は金総書記との対話に意欲を示していますが、今後、両者が交渉にいたっても難航する可能性が浮き彫りとなったかたちです。

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