旅客機と軍用ヘリコプターが空中で衝突、救助活動中 トランプ大統領“状況を注視”と声明

日テレNEWS NNN

アメリカの首都ワシントン近郊のレーガン・ナショナル空港近くでアメリカン航空の旅客機と軍用ヘリコプターが空中で衝突し、空港近くの川に墜落しました。現在、救助活動が行われています。

FAA＝アメリカ連邦航空局によりますと、日本時間午前11時ごろ、首都ワシントン近郊にあるレーガン・ナショナル空港の滑走路に着陸しようとしたアメリカン航空の旅客機と軍用ヘリが空中で衝突したということです。

旅客機は中西部カンザス州ウィチタからレーガン・ナショナル空港に向かっていたもので、乗客乗員合わせて64人が乗っていたということです。また、衝突したヘリコプターはブラックホークと呼ばれるアメリカ軍のヘリ、UH60で、軍関係者3人が訓練飛行を行っていたということです。

アメリカメディアによりますと、旅客機と軍用ヘリは、近くのポトマック川に墜落したということで、現在、救助活動が行われています。川の水温は、およそ1.5度とみられていています。

ワシントン・ポストは、当局関係者の話として、川から複数の遺体が引き上げられていて、日本時間午後0時半時点で、生存者は確認されていないと伝えています。

トランプ大統領は、事故について報告を受けたとした上で、状況を注視しているとの声明を発表しました。現地の日本大使館は、墜落した旅客機に日本人が搭乗していたかどうか確認中だとしています。