米旅客機と軍用ヘリコプターの衝突事故 全米選手権3連覇のイリア・マリニンらがSNSで追悼の意 フィギュア関係者多数が犠牲に

左からフィギュアスケートアメリカ代表のイリア・マリニン選手とネイサン･チェン選手(写真：USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)(写真：エンリコ/アフロスポーツ)

アメリカ・ワシントン近郊で発生した旅客機と軍用ヘリコプターの衝突事故を受け、アメリカ代表のフィギュアスケーターのイリア・マリニン選手、ネイサン・チェン選手がSNSで哀悼の意を表しました。

日本時間30日、ワシントン近郊で、乗客64人が乗った国内線の旅客機が軍用ヘリコプターと衝突し、近くの川に墜落する事故が発生。アメリカフィギュアスケート協会は、墜落した旅客機に選手やコーチ、家族など関係者が多数乗っていたとの声明を発表しました。

また、ロシアのタス通信は、旅客機にかつてロシア代表として世界選手権で優勝した経験のある元フィギュアスケート選手のシシコワ氏とナウモフ氏が乗っていたと報じています。

この衝突事故を受け、事故の3日前まで行われていたフィギュア全米選手権で3連覇を果たしたイリア・マリニン選手は自身のSNSで「この壊滅的な事故で、仲間のスケーターを失った悲劇的な損失に心を痛めています。フィギュアスケートのコミュニティは家族であり、この損失は言葉にできないほどです。彼らの家族、友人、そして被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。私たちは彼らを決して忘れない」とコメント。

また、3度の世界王者に輝き、北京五輪で金メダルを獲得したネイサン・チェン選手も自身のSNSでアメリカフィギュアスケート協会の投稿を引用し、哀悼の意を表しました。