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『大ピンチずかん』作者 “子どもに読ませたい”で作らない 『絵本屋さん大賞』シリーズ連続受賞

日テレNEWS NNN / 2025年1月31日 22時10分

絵本作家・鈴木のりたけさん

全国の絵本担当者が選ぶ『第17回MOE絵本屋さん大賞2024』の贈賞式が30日、東京・千代田区で行われ、1位に輝いた『大ピンチずかん2』の作者・鈴木のりたけさんが喜びを明かしました。

『MOE絵本屋さん大賞』は、絵本月刊誌『MOE』が、全国の絵本専門店・書店の児童書売り場の担当者にアンケートを実施し、2024年最も支持された新刊絵本30冊を決定する絵本ランキングです。

今回1位に輝いたのは鈴木のりたけさんの『大ピンチずかん2』(小学館)。鈴木さんは2022年にもシリーズ1作目の『大ピンチずかん』で第1位を獲得していて、シリーズ2回目の受賞となりました。

■子どもが「どういう本を欲しているか」 シリーズが連続受賞

『大ピンチずかん2』(鈴木のりたけ/作 小学館)

受賞に際して鈴木さんは「続編ってやっぱり1位に選んでいただけないものだと思ってたんですけど、“これでしょ”って推していただけたのが伝わってきた。うれしいです」と喜びをコメント。

日常の“大ピンチ”を題材にした理由について「ピンチだと思って、“わー”って萎縮してしまいがちだけど、そこで人の本性というか人となりがすごく出てきて非常にキュートな瞬間が生まれる時だと思う。そういうものを見つめて、“大ピンチだけどいいじゃん”って言えたり、それを正面から見つめて、前に転がしていく推進力に変えていけたらこんな幸せなことはない。生きていくのも楽になるんじゃないか」と思いを明かしました。

また絵本作家として意識していることを聞かれると「読む人がどういうシーンで使う(読む)かっていうのを想像しながら作る。子どもたちがどういうときに読むのか、どういう本を欲しているのかっていうのを大人がちゃんと想像して、こういう本を読ませたいとかじゃない」と読者(子ども)の立場に立って創作していると話しました。

■『第17回MOE絵本屋さん大賞2024』受賞作品

1位 『大ピンチずかん2』(鈴木のりたけ/作 小学館)

2位 『わすれていいから』(大森裕子/作 KADOKAWA)

3位 『シカしかいない』(キューライス/作 白泉社)

4位 『いちごりら』(麻生かづこ/作 かねこまき/絵 ポプラ社)

5位 『ちょっぴりながもち するそうです』(ヨシタケシンスケ/作 白泉社)

6位 『トドにおとどけ』(大塚健太/作 かのうかりん/絵 パイ インターナショナル)

7位 『火の鳥 いのちの物語』(手塚治虫/原作 鈴木まもる/文・絵 金の星社)

8位 『おすしが あるひ たびにでた』(田中達也/作 白泉社)

9位 『パンダのおさじと ふりかけパンダ』(柴田ケイコ/作 ポプラ社)

10位(同時受賞)『そそそそ』(たなかひかる/作 ポプラ社)

10位(同時受賞)『くまたのびっくりだいさくせん』(柴田ケイコ/作 白泉社)

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