【中日】福永＆藤嶋がスピーチで高評価 「輝き、脱皮して、黄金の竜に」 井上監督が査定付きスピーチ導入

左から福永裕基選手と藤嶋健人投手（写真:時事）

◇プロ野球・中日1軍春季キャンプ(1日、沖縄・北谷)

今シーズンに向け春季キャンプが始まったプロ野球。中日は練習開始前に、井上一樹新監督の査定付きのスピーチが導入され、福永裕基選手と藤嶋健人投手がスピーチしました。

円陣で「みんなの気合いだったり必死さというところを評価したい」とコメントした井上監督。「それぞれ課題はある」としながらも、チームが輪となって戦うことの重要性を説きました。

その後行われたのは選手によるスピーチ。井上監督が最低2点から最高10点の評価をつけ、得点を与えるといいます。

初日は前日に井上監督から指名された福永選手と藤嶋投手が担当しました。

福永選手は「自分の今年の目標は全出場でいこうと思います。その目標には、1年間ケガせずチームの戦力として戦うということ、そして去年規定打席に届いていないですし、試合数も足りなかった。結果を残すことで試合に使ってもらえると思うので、結果を残しながら、波を少なく1年間過ごしていくというのも目標においてやっていきたいと思います。その目標に向かって、自分の中で1つテーマを決めました。そのテーマは『輝き』です。一見小学生が考えたような目標かもしれませんが、その場その場で輝いている人っていると思うので、そういう人間でありたいというのと、自分がそうやって輝いていくことによってチームにいい影響も与えられると思いますし、チーム全体として輝ける1年であればいいかなと思ってそうしました。背番号も変わって一新した今年、チーム全体で輝けるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」と話すと、井上監督からは「7ポイント」との評価が下されました。

続いて新選手会長の藤嶋投手は「僕の今年の目標、テーマは“脱皮”です。蛇年というのもありますけど、ミーティングでも井上監督が言われたように、『ドラゴンズは弱い』『ドラゴンズとやれば勝てる』という世間の皮を破って脱皮しましょう。さっき福永さんが言われましたけど、輝き、脱皮して、黄金の竜になりましょう。そして蛇というのはとてもチャレンジャーな生き物です。自分より大きい相手も丸のみします。なので、蛇にあやかって、チャレンジャー精神を持って、セ・リーグを丸のみしましょう。いいですか？いいですか？では、キャンプ初日、明るく、活気のある練習をしていきましょう。よろしくお願いします」と力強い挨拶があり、こちらも7ポイントと判定されました。

また、挨拶をした選手はファンサービスとして、空き時間にサイン会を行うことも発表。この日は明日の挨拶を担当する選手が抽選で選ばれ、伊藤茉央投手、宇佐見真吾選手、清水達也投手の3名となりました。