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経済低迷で“春節”大型連休の移動方法に変化 帰省せず働く人も… 中国

日テレNEWS NNN / 2025年2月4日 21時2分

日テレNEWS NNN

“春節”の大型連休は、4日が最終日となります。日本各地で、滞在を楽しむ多くの中国人観光客の姿がありました。しかし中国では経済の低迷を受けて、その過ごし方に変化が起きていました。

  ◇

中国・四川省で1月30日、地面が爆発し、車8台が吹き飛ばされるなどの被害がでました。中国メディアによると、子どもがいたずらで爆竹をマンホール内に投げ入れたところ、爆発したといいます。けが人はいなかったということです。

花火や爆竹で旧正月“春節”を祝った中国。その“春節”に伴う大型連休は、4日が最終日です。

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連休前後もあわせた40日間で、のべ90億人の移動が予想されていましたが、中国メディアによると、前半の20日間(1月14日~2月2日)でのべ48億人が移動したといいます。

この大移動に、今年は経済の低迷を受けて、ある特徴がありました。

記者(中国・北京、4日)

「連休最終日とあって高速のサービスエリアは混雑しています。北京に戻る車が列になっています」

例年に比べ、高速道路が大渋滞していたのです。そのわけは…

自家用車で帰省(中国・北京、4日)

「人数が多いから、鉄道より車を運転した方が安いです」

自家用車で帰省(中国・北京、4日)

「自分の車の方が便利だし、お金の面でもそう。高速も無料だし」

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連休期間中は乗用車の高速料金が無料になることもあり、旅費を抑えるため、自家用車で移動する人が増えているといいます。Uターンラッシュのピーク時に高速道路を利用した人は、1日あたり3億人に達しました。

   ◇

中国の景気悪化で進む“節約志向”。中には、春節を“休み”ではなく“労働の機会”とする人もいました。

春節直前の1月25日、北京にある定食が320円ほどという格安の食堂を訪れていた人々からは、“帰省しない”という声が多く聞かれました。

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会社員(40代)

「春節期間中は残業を入れようと思います」

清掃業(66)

「子どもたちは学校に通うし、家を買うにもお金が必要だから、休めません」

警備員(48)

「(実家に)帰りたいけど、出稼ぎ労働者なので仕方ないです。稼ぐしかない」

連休が明け、5日から動き始める中国社会。経済低迷の出口は見えていません。

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