「チャンスをあげたいなって」巨人・阿部監督が2軍キャンプ視察 去年ドラ2の森田駿哉がブルペン入り

森田駿哉投手のブルペンを視察する阿部慎之助監督

◇プロ野球・巨人春季キャンプ第1クール3日目（3日、宮崎）

2軍キャンプに参加している2023年のドラフト2位、森田駿哉投手が2軍視察にきた阿部慎之助監督の前で60球を投げました。

去年は春季キャンプの途中で離脱。4月にヒジの手術を行いました。同期入団の選手が1軍の試合に出場するのを横目に見ながら、リハビリに励み、9月には2軍戦で初登板初勝利をあげました。このオフにはケガをしない体作りをしてきたそうで、「しっかり野球に向き合えた」と自信をにじませました。

「いい部分も悪い部分も自分の中で課題だと思うことを見つけることができたので、そこをしっかりやっていきたいなと思います」

このキャンプではまっすぐの質に磨きをかけたいと話す森田投手。1軍で勝っている投手には「まっすぐが強いと感じる人が多い」とまずは基本のボールの質をあげたいと続けました。

こうした森田投手の気持ちを阿部慎之助監督は十分に理解しているようで、この日は森田投手を目当てに2軍視察を決めました。「ほかの投手も見られてよかった」と前置いた上で、「森田が（去年）最後復帰して、終わっているから、見に行こうかなって。社会人の時にいいピッチャーだったし、ケガがあって残念だった。チャンスをあげたいなって」と語りました。