【速報】再審制度見直し 近く法制審に諮問へ 法務省

日テレNEWS NNN

裁判のやり直し＝再審の制度について、鈴木法相は7日、見直しに向けて近く、法制審議会に諮問すると明らかにしました。諮問する時期は未定ですが、準備が整い次第、速やかに諮問する方針です。

有罪が確定した刑事裁判をやり直す再審制度をめぐっては、検察側の証拠開示のルールが明確に定められていないことや、審理が長期化することなどが問題点として指摘されていました。

鈴木法相は7日の記者会見で、「再審制度をめぐる議論の動向などを踏まえ、法制審に諮問し、法整備について検討していただくこととする」と述べ、制度の見直しに向けて法制審に諮問する方針を明らかにしました。

法務省では、これまで専門家らの協議会で見直しについて議論を進めてきましたが、協議会で、「法制審において、さらに検討を深めるべき」といった意見が挙がったことや59年前の事件で死刑が確定した袴田巌さんが再審で無罪となるなどし、国民の関心が高まっていることを考慮し、決定したということです。

諮問する内容については、今後、速やかに検討するということですが、検察側の証拠開示のルールや再審決定に対する検察の不服申し立てのあり方など幅広い論点で議論が行われる見通しです。