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大谷翔平 自主トレの新投球フォームは「肘に負担をかけないため」 ピッチクロック対策にも有効

日テレNEWS NNN / 2025年2月9日 14時10分

キャンプ前に自主トレに励むドジャース・大谷翔平選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)

アメリカ・アリゾナ州でキャンプ前の自主トレーニングを行っているMLBドジャース・大谷翔平選手。二刀流復活が期待される今季ですが、その投球フォームに変化がありました。

大谷選手は、これまでランナーがない状態でも『セットポジション』でピッチングを行ってきましたが、自主トレでは、左足を一歩引いて投げ始める『ノーワインドアップ』に。

この変化について、元メジャーリーガーの五十嵐亮太さんは、「肘を故障してしまった場合、もう再発は許されない。負担のかからないフォームに取り組むと思う」と考察します。

大谷選手は2023年、右肘の靱帯を損傷し、自身2度目のトミージョン手術。そこから投手復帰に向け地道にリハビリを行ってきました。

五十嵐さんによれば「セットポジションは静止。自分から移動する力を出していかなければいけないので、力みが生じる可能性がある。一方ノーワインドアップは(左足を)下げ(前に)行く勢いを使って移動がとてもスムーズ。スムーズになると力みも自然となくなる」とのこと。

力みが生じることで腕を使ってしまい、肘の負担が大きくなるため、大谷選手は怪我のリスクが少ない『ノーワインドアップ』を試しているのではといいます。

左足を後ろに下げてから投球する新フォームを試す大谷選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)

また、メジャーで導入された『ピッチクロック』も、大谷選手が肘を怪我してしまった理由の1つだと、五十嵐さんは考察します。

ピッチクロックとは、ボールを受け取ってから投球動作を始めるまで走者なしで15秒、走者ありで18秒を超えるとボールと判定されるルール。試合時間短縮のため導入され、投手は短い時間間隔でピッチングをしなければいけなくなりました。

大谷選手自身も過去のインタビューで「短い時間で多くの仕事量をこなすというのは、やっぱり負担自体は間違いなくかかっていると思う」とコメント。

また、五十嵐さんによればピッチクロック対策にもノーワインドアップは有効で、「(ピッチクロック)は動き始めた時点で時間は止まるので、セットポジションだったら足を上げた時に動き始めになる。でもノーワインドアップだと(左足を後ろに下げる)動き始めで時間は止まるので、そっちの方が投球時間が確保できる」とのこと。

より時間を確保することで呼吸を整えて投げられるノーワインドアップが、長いシーズンを見越した場合、負担を減らすことにつながるといいます。

(2月8日放送 日本テレビ「Going! Sports&News」を再構成)

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