悲痛の涙...北海道銀行はリンク上で泣き崩れる 準Vも五輪の道が途絶える

北海道銀行はリンク上で泣き崩れる(写真：アフロ)

◇日本カーリング選手権大会　女子決勝(9日、横浜BUNTAI)

女子決勝はフォルティウスが北海道銀行との延長戦の末に8-7の激闘に勝利。敗れた北海道銀行フォースの田畑百葉選手はリング上で泣き崩れました。

北海道銀行は、第8エンドでスチールに成功し、5-5の同点へ。続く第9エンドでは2点を奪われましたが、第10エンドで2点を奪う粘りをみせ、延長戦となるエクストラエンドに突入します。

第11エンド、不利な先攻でスタートした北海道銀行は、最後の一投で相手のストーンに当てナンバーワンストーンを狙いましたが、後攻のフォルティウス吉村紗也香選手がプレッシャーのかかるラストストーンで1点を奪い決着。1点差の激闘はフォルティウスに軍配が上がりました。

負ければ2026年ミラノ・コルティナ五輪の道が途絶える大一番。これで北海道銀行は五輪への道が途絶え、代表候補決定戦には、SC軽井沢クラブ、ロコ・ソラーレ、フォルティウスの3チームが進むことが決まりました。

試合後、田畑選手は吉村選手と健闘をたたえあうように抱擁を交わします。その直後にこらえきれない涙を隠すようにリンク上で泣き崩れました。またベンチの裏でも一人涙を流し続ける様子があり、壮絶な重圧の中行われた争いを物語っていました。