ハマス“人質解放”予定を延期「イスラエルが停戦義務果たさず」

日テレNEWS NNN

イスラム組織ハマスは10日、「イスラエル側が停戦合意の義務を果たしていない」などとして、今後の人質の解放を延期することを発表しました。

イスラエルとハマスの間の停戦合意では、ハマス側がパレスチナ自治区ガザ地区で拘束されている人質を解放し、イスラエル側も刑務所からパレスチナ人を釈放することなどが条件となっていて、これまで4回にわたって解放などが行われてきました。

こうした中、ハマスは10日、「イスラエル側が停戦合意の義務を果たしていない」などとして、今後の人質の解放を延期することを発表しました。イスラエル軍が支援物資の搬入を妨害したなどと主張していて、イスラエル側が合意違反に対する補償をしない限り、人質を解放しない構えです。

一方、イスラエルのカッツ国防相は、解放の延期は「停戦に対する明白な違反だ」と反発した上で、「軍に対し、あらゆる事態に備えて警戒態勢を整えるよう指示した」と述べ、戦闘の再開も示唆してけん制しています。

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