「当然罰せられるべき犯罪です」国際ボクシング連盟がIOCに対し法的措置を予定 パリ五輪で問題になった“女性”としての参加資格について
日テレNEWS NNN / 2025年2月11日 16時10分
国際ボクシング連盟(IBA)は10日、女性スポーツの公正さを維持するため、国際オリンピック委員会(IOC)に対して法的措置を取る予定と発表しました。
パリ五輪ボクシング女子66キロ級のエイマヌン・ハリフ選手(アルジェリア)と、57キロ級のリン・イクテイ選手(台湾)の2人は世界選手権においてIBAの検査の結果、「女子」選手としての参加資格がないと判断されていました。しかしIOCは「2人は女性」だとする見解を示し、パリ五輪での参加を認めました。
結果的に2選手は金メダルを獲得。しかしこの結果にIBAはスイスの検事総長に正式に苦情を申し立てていました。スイスの法律によれば、競技参加者の安全を脅かすいかなる行動または不作為も調査の対象となり、刑事訴追の根拠となる可能性があるとしています。
先日アメリカのドナルド・トランプ大統領が“トランスジェンダーの選手を女子スポーツから排除する”大統領令に署名。これを受けIBAのクレムリョフ会長は「女子スポーツの公正さを守ろうとするIBAの努力を正当化するものだ」と主張しました。
さらに、クレムリョフ会長はIOCが金メダルをとった両選手の出場を認めた結果により影響を受けたボクサーらに対し、IOCのトーマス・バッハ会長、スポーツディレクターのキット・マッコーネル氏、およびそれぞれのチームに対して法的措置を取るよう働きかけました。
クレムリョフ会長は「これは明らかに人権侵害であり、女性ボクサーに対する侮辱であり、当然罰せられるべき犯罪です。私の個人的な意見では、トーマス・バッハ氏がこの件について全責任を負うべきです。当時彼が責任者だったからです。裁判所や他の判例で判決が出れば、彼は損害賠償を支払わなければいけません」と強くコメントしました。
IBAは今後行われる女子ボクシング世界選手権で、性別の適格性の確認に特に重点を置き、競技の公正性を保つために厳格な措置を確実に実施。この取り組みは、すべてのアスリートに公平で平等なスポーツ環境を提供すると表明しました。
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