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悠仁さま、舞鶴引揚記念館を訪問 幼い頃から戦争の歴史学び…初めて明かされる“ご進講”秘話も

日テレNEWS NNN / 2025年2月12日 22時26分

日テレNEWS NNN

秋篠宮家の長男・悠仁さまが12日、お一人で戦争に関する資料館を訪問されました。

   ◇

12日午後、冷たい雨が降る中、秋篠宮家の長男・悠仁さまの姿があったのは、京都府舞鶴市。お一人で訪問されたのは「舞鶴引揚記念館」です。

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熱心に耳を傾けているこの場所では、第二次世界大戦後、旧満州や朝鮮半島、シベリアなどから日本へ帰ってきた人たちのうち、約66万人が“引揚者”として舞鶴港に帰国した歴史があります。

資料の一部が「ユネスコ世界記憶遺産」にも登録されているこの記念館は、“引き揚げ”の苦難の歴史などを学べる施設です。

悠仁さまは語り部として活動する高校生から、港の模型を見ながら説明を受けられました。

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悠仁さま

「シベリアとか向こうの港からは、どれくらいの距離が?」

語り部

「ナホトカからだと船で3日ほどかかっていたようです」

悠仁さま

「今みたいな冬の時期だと荒れているところも多いと思うので、さらに時間がかかったりとか、乗り心地も悪かったりとか」

また、引き揚げ船の出迎えに多くの人が集まったという説明を聞くと、「舞鶴の人の温かさが伝わりますね」などと感想を述べられていました。

この訪問は、高校の授業がない期間を利用した私的なものです。

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悠仁さまは幼い頃から各地で戦争の歴史を学ばれてきました。小学1年生で初めて沖縄を訪れ、戦没者の名前を刻んだ「平和の礎(いしじ)」をご覧になりました。

4年生では長崎の原爆犠牲者の慰霊碑に拝礼。

6年生のときは、広島で被爆者の体験談も聞かれました。さらにこの年、悠仁さまはお住まいで、東京大空襲を体験した作家、故・半藤一利さんから進講を受けられたといいます。

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この話を、半藤さんから聞いたという歴史学者の磯田道史さん。その内容を初めて明かしてくれました。

悠仁さまと半藤さんのやりとりを知る 歴史学者・磯田道史さん

「半藤先生のご性格だと、皇室の前でも全くご遠慮なく悲惨な戦場のありさまを語ったに違いないんです。だから相当リアルな話を、子どもが聞くにはなかなか大変かもというお話を、私はなさったと思います」

半藤さんが悠仁さまに持って行き、見せたという1冊の絵本。戦火の中、命からがら生き延びたという少年時代の半藤さんの体験が描かれています。

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歴史学者・磯田道史さん

「『戦争が悲惨だ』『防空壕(ごう)に逃げ込んだ』と言われても、防空壕に逃げ込んだ子どもが『下がジメジメしていて泥の臭いがする』と言われるような実体験者の話を聞いたときでは、字で単に読むのとは違う」

進講では、防空壕の構造について関心を寄せられ、当時小学6年生の悠仁さまからも熱心な質問が出たといいます。

   ◇

あれから7年。18歳となった悠仁さまは12日、直接舞鶴を訪れ、戦争の歴史に触れられました。

戦争関連の場所に足を運び、戦争体験者から話を聞かれている悠仁さま。4月からは筑波大学に通われます。

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