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高校生失明事件 罰金100万円を求刑 警察官の被告、起訴内容を大筋で認める 那覇地裁

沖縄タイムス+プラス / 2023年12月5日 8時2分

(資料写真)那覇地裁

 沖縄市で昨年1月、高校生だった男性(18)のバイクを止めようとして警棒が接触し右目を失明させたとして、業務上過失傷害罪に問われた当時沖縄署勤務の巡査で宮崎県警の警察官の被告(31)の初公判が4日、那覇地裁(佐藤哲郎裁判長)であり、被告は起訴内容を大筋で認めた。検察側は罰金100万円を求刑し、弁護側は罰金刑を求め即日結審した。判決は25日。

 男性は被害者参加制度を利用して出廷した。代理人弁護士が書面を代読し「警察官は右目を一生元に戻らなくし、生活や人生を大きく変えた。厳重に処罰してほしい」と意見陳述した。求刑に関する意見では、懲役刑か禁錮刑の実刑を求めた。

 被告は、業務上過失傷害罪の成立を認めた一方、バイクの速度は起訴内容の時速約25キロではなく30キロ以上だったと一部否認。被告人質問や最終陳述では、ついたてで仕切られた席に座る男性や傍聴席の家族に向かって「助けるはずの警察官がけがをさせることをして本当に申し訳ない」と謝罪した。

 被害者側の弁護士による被告人質問で、公判間際の11月22日に謝罪や被害弁償を初めて申し入れた理由を問われると「弁護士さんと相談して判断した」と答えた。

 論告で検察側は、警察官として基本的な注意義務に反したとし「一生涯取り返しのつかない重大な結果を招き、精神的にも深刻な影響を及ぼした」と指摘。一方、警棒を振り下ろしたとは認められず、偶発的で「不慮の結果である側面は否定できない」と述べた。

 弁護側は、バイクに衝突する危険を感じた被告が自身の身を守るため両手を上げた際に警棒が偶然当たったとし「悪質ではない」と主張。「危険な運転を前にしたとっさの行為はやむを得なかった」と強調した。

 事件後には沖縄署に数百人の若者らが集まり、一部が投石するなど騒動が起きた。暴力団構成員の男(22)=公判中=が暴力行為法違反(集団的器物損壊)の罪で逮捕・起訴されるなど少年ら計15人が摘発された。

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