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大学院の論文執筆で部屋に缶詰状態 満開のコスモスに目も頭も心も癒やされて 春を「咲き取り」した沖縄の田んぼ

沖縄タイムス+プラス / 2024年2月18日 8時12分

「目も頭も心もコスモスに癒やされました」と笑顔で話す(右から)根路銘里佳さん、皿山佳英さん、佐藤志帆さん=11日、恩納村安富祖の通称「前袋原」の田んぼ

 沖縄県恩納村内で唯一田んぼがある安富祖区(松崎正也区長)の通称「前袋原」の田んぼで11日、第6回コスモスまつりが開かれた。田んぼを囲む約2万平方メートルの農道沿いには、朝から多くの家族連れやカップル、友達同士などが訪れ、花見を楽しんだ。(玉城学通信員)

 西原町から来た根路銘里佳さん(24)、皿山佳英さん(24)、佐藤志帆さん(24)の3人は、前日まで琉球大学大学院の卒業論文に追われていた。無事提出してほっとひと息つき、4月から晴れて社会人になるため、3人でコスモスを見に来たという。

 南風原出身の根路銘さんは備瀬のフクギについて、大分県出身の皿山さんは廃油を食べる微生物について、福島県出身の佐藤さんは橋の腐蝕(ふしょく)と防蝕(ぼうしょく)についてをそれぞれまとめた。

 根路銘さんは「昨日まで部屋で缶詰め状態。論文を提出した後、新聞に目を通したらピンクのじゅうたんを敷き詰めたようなコスモスの記事があった。目も頭も心も癒やすため来ました」と笑顔で話した。

 皿山さんは「こんなに群生しているコスモスは見たことがない」、佐藤さんは「福島は雪だというのに春を先取りした気分」とそれぞれ感激した様子だった。

 コスモスを満喫した3人は前袋原の山すそ周辺を徒歩で移動し、ツワブキやリュウキュウコスミレ、タイワンホトトギス、ツツジなどを観察し、イベント広場の公民館に到着。イカ墨汁に舌鼓を打ちながら、祭りの舞台を楽しんだ。

 祭りでは、来賓の長浜善巳恩納村長が「安富祖区が発展し、活性化するように願っている」とあいさつを述べた。

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