就活では鳴きまねも披露 ヤンバルクイナが好きすぎて20年 保護啓発のチーム発足 「ファン増やしたい」 沖縄・名護市
沖縄タイムス+プラス / 2024年4月2日 11時53分
国指定天然記念物のヤンバルクイナが昨年7月に沖縄県名護市源河の山中で初確認されたことを受け、同市職員で、熱狂的なヤンバルクイナファンの岸本和也さん(34)が「Team Come Back ヤンバルクイナたち」を立ち上げた。(北部報道部・松田駿太)
岸本さんは、職場や地元の知人友人に「クイナ好き」として知れ渡る。
同市立東江中学3年生の時にクイナが絶滅の危機にあることを知り、商業施設での募金活動に参加。以来、国頭村安田の「ヤンバルクイナ救急救命センター」の開設作業を手伝ったり、保護活動の中心を担うNPO法人どうぶつたちの病院沖縄が実施するイベント運営を手伝うなど、約20年間にわたり積極的に保護活動に携わってきた。
同市の採用試験に提出した履歴書には「いつか名護でもクイナが見たい」と書き、面接ではその思いを伝えようと「キョキョキョ」とクイナの鳴きまねを披露した。
昨年7月の市内でのヤンバルクイナ発見は「環境さえ整えてくれたら、名護でも住めるというクイナからのサイン」と受け止め、クイナが生活しやすい環境づくりの普及啓発に取り組むチーム発足を決意した。
チームは昨年12月に発足。クイナが発見された源河区の子ども会会長や市議など、熱い思いを持った6人が集まる。
名護青年会議所と共に源河区の住民を対象にした勉強会を開催。クイナの天敵マングースの捕獲・防除に当たる環境省の専門集団「マングースバスターズ」を招いた探索実演会も開いた。
岸本さんは「クイナを知ってもらう機会をどんどんつくって、名護市民のクイナファンを増やしたい。今後、子どもたちを国頭村に連れていき、生のクイナを見てもらうイベントも計画中だ」と熱意をたぎらせた。
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