救急受け入れ困難172件 那覇市消防局、2023年の出動2万3701件で過去最多 病院搬送まで21回の問い合わせも
沖縄タイムス+プラス / 2024年4月11日 7時1分
【那覇】那覇市消防局がまとめた2023年の救急出動件数は2万3701件で、2年連続で過去最多を更新したことが10日、分かった。救急要請の急増や救急医療の逼迫(ひっぱく)が重なり、救急車の到着後も搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」も172件に上った。病院搬送まで2時間以上の待機や、21回の問い合わせを要した事例もあった。
市消防局によると、10年前の14年に1万6787件だった出動件数は、23年は1.4倍に当たる2万3701件。新型コロナウイルス禍で20、21年は減少傾向となったものの、22年に再び増加へ転じた。
さらに、救急隊による「医療機関への受け入れ照会回数4回以上」かつ「現場滞在時間30分以上」の救急搬送困難事案は21年は25件だったが、22年は194件に急増し、23年も172件と高止まりした。
待機時間の最長は124分で、問い合わせの最多は21回。ただ困難事案では当日に退院できる軽症者が多く、死亡事例はなかった。
市消防局の担当者は「コロナ禍を経て医療機関は徹底した感染対策が必要になり、発熱患者を受け入れるマンパワーが足りない」と説明。発熱患者の受け入れ先を調整していた県コロナ対策本部が昨年解散したことも、スムーズに搬送先が見つからない要因になっている可能性を指摘した。(社会部・玉城日向子)
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