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沖縄のPAC3の展開「予告期間にかかわらず適切に判断」 木原防衛相、北朝鮮「衛星」打ち上げを受け

沖縄タイムス+プラス / 2024年5月28日 10時0分

記者会見で、北朝鮮の軍事偵察衛星の打ち上げに関する分析状況などを説明する木原稔防衛相=28日午前、防衛省

 【東京】木原稔防衛相は28日午前の記者会見で、北朝鮮の軍事偵察衛星の打ち上げに備えて県内に展開している地対空誘導弾パトリオット(PAC3)について、「北朝鮮の発射予告期間にかかわらず、情報の分析や評価を続ける中で適切に判断する」との考えを示した。

 また、木原氏はPAC3の一時的な配備が約1年続いていることに関して「部隊の運用については交代要員も含めて適切に対応する」と説明。「何よりも国民の安心安全が第一。そのために必要な態勢をとり続けることを、防衛省としてしっかり判断しなければならない」と述べた。

 防衛省によると北朝鮮は27日午後10時43分ごろ、北西部から南方向に衛星を発射。数分後に消失しており、朝鮮中央通信は失敗したと伝えている。

 沖縄では全国瞬時警報システム(Jアラート)が発令され、沖縄都市モノレール(ゆいレール)や民間航空機にも影響が出た。

 防衛省と自衛隊は昨年4月下旬から、北朝鮮の衛星打ち上げに伴い、PAC3を宮古島、石垣島、与那国島に一時配備している。

 北朝鮮は今月27日未明、同日から6月4日午前0時までの間に衛星を打ち上げると予告していた。

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